無気力系毒舌少女の憂鬱〜part1〜

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ピピピピッピピピピッピピ((カチャッ




「ふぁあぁ…眠…」



まだ寝ていたいけど…さすがにもう起きないと…８時だし。



今日は土曜日。特に用事もないので動きやすいジャージにパジャマから着替える。




「あら、A。おはよう。」


「あぁ、母さんおはよう…」



珍しい…母さんがいるだなんて…いつもなら仕事に行ってるのに、休みなのかな？




ほら、うちは兄とは呼べないようなアイツらが揃いも揃ってニートだからさ。両親は共働きなの。




「母さん、今日は休みなの？」



台所で忙しなく動き回っている母さんに聞くと、「そうなのよ。」答えてくれた。




「手伝うよ。」




そう言って台所に行くと、母さんは嬉しそうに「ありがとう」と言って、野菜を切るよう頼んだ。




まったく、おそ松達も仕事しないんだから家事くらいやればいいのに…




あー…めんどくさ…何で妹の私が兄のご飯なんか作らなきゃいけないんだろうね。




ってか、アイツらの妹でいることがめんどくさい。





あ…




「母さん、今日も３人分で良いの？」




いつも朝起きてくるのが遅すぎて、結局お昼に起きてくるんだよね…あのニート達は。





「そうね。…あ、ニート3号が確か今日、ハロワに行くとか言ってたわ…。４人分お願いね。…はぁ、早くどこかに就いてくれると助かるんだけどねぇ…」





あぁ、チョロ松か…




ほんと、ハロワに行くのは良いけど、いつも収穫無しだからな…。




あぁ、全員ニートとか言ったけど、一応トド松はスタバァでアルバイトしてるんだっけ…





まぁ、アイツらもアイツらでがんばろうとしてるのか…





「おはよう…って、Aが料理作ってるの？珍しいね…」


「チョロ松か…おはよ…。別に、母さんが大変そうだったから。」





いつも収穫無いけど、がんばってるチョロ松もなんとなく、許せる気がした。

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