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「うっわ…厄介なのが来たよ…。どうする?」
烏山の問に、女性はしぶしぶ引き下がると応えた。
「あー、話せなくて残念だよ。また今度、お会いしようね!Aちゃん。」
バチンッと、効果音が付きそうなウィンクを残し、彼は女性に引っ張られながらどこかへと消えていった。
(なんだか…イタリアさんと同じ感じがします…)
「俺の姿を見るだけで逃げていったんだぞー!やっぱり、俺はHEROなんだぞ!HAHAHAHA☆」
アメリカは何やら一人、勘違いをしているようだが、あえてそこには触れないようにしておこうとAは思った。
「えっと…わざわざ来てくださり、ありがとうございます。…あの、どうしてわかったんですか?」
そうだ。何故Aがピンチになっていたのかわかり、ここまで来れたのかが謎なのだ。
「あー、それはね…」
アメリカの説明いわく、彼はHEROなため、家に危険告知機という物を設置しているだとか…
世界中に危険察知をしてくれる機械を置いているため、それが反応したら、すぐに知らされるとのことで…
「何て言うか…アメリカさんらしくて良いと思いますよ。」
「そうかい?Thank Youなんだぞ!」
世界が平和になるのは良いことだ。
「あ、そうだ…俺の家に来てみないかい?俺も暇してるんだ。そうだ、イギリスと日本も来てるからちょうどいい。みんなでゲームしようじゃないか!!」
ちょうどAも暇をしていたところだ。先に家に帰っている二人も気になるが、アメリカの誘いもかなり魅力的だ。
「お誘いありがとうございます!…では、イタリアさん達に確認してからで良いでしょうか?」
「もちろん!いい答えを待ってるんだぞ!」
と、言うことなので、さっそくAはケータイで確認を取る。
さすが機械化社会。ケータイもかなり進化していて、腕時計の様な形をしていて、そこから画面が映し出され、映像も送ることができるようになっているのだ。
確認を取ると、彼らは快くOKを出してくれた。
「よし、それじゃ一緒に俺ん家にレッツゴーだぞ!」
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新月の団子(プロフ) - とても面白いです!続きのお話待っています!(о´∀`о) (2018年3月29日 20時) (レス) id: 3d5a1dcf59 (このIDを非表示/違反報告)
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