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其の五十三 ページ22

そこからは数分でみんなの住む神社に着いた。

なんだ、これくらいだったら休んでいかなくても良かったんじゃね?
って思うほどそんなに距離は無かった。


「…で、今更だが。どうしたんだ?今日は。」

ほんと、今更だね。



「ちょっと、トド松に用があって…」


そう言うと、カラ松は珍しいものを見るような目をした。



まぁ、あたりまえっちゃああたりまえかな。

だって、いつも顔を合わせるだけでお互いに憎まれ口。



どんだけ仲悪いの、って話だし。

あれかな、喧嘩するほど仲が良い…的な?



いや、ないな。



「そうなのか…」

「うん。……仲直り。っていうか、障害を取り除くためにね。」


するとカラ松は不思議そうな顔をした。




「あぁぁあああ!!Aちゃんだぁー!!どぅーん!!」

「ぐはっ…!」



向こう側から衝突してきたものをなんとか受け止める。

それが何かはわかる。



「十四松!」

「えへへ〜」



憎めない…



「こらこら、brother?Aに無理をさせてはいけないぞ?」

「うぃっす!!」


注意するカラ松に敬礼のポーズをする十四松。
なんと微笑ましいことか…



「ちょっ!十四松兄さん、いきなりどうっ……あぁ。なんだ。お前か。」


後ろから来たのは言うまでもない。トド松だ。







「……ねぇ、トド松。」

「……何。」


いかにも嫌そうな顔。

事情を知らなければただの憎たらしい雪女。




…でも、きっとおそ松の言うことだ。


確証は、ある。




「出てこい天の邪鬼!!…この私、星宮Aが正々堂々戦ってやる!!」









「……は?」




清々しい表情をしたA。

怪訝な顔をしたトド松。

呆気にとられ、ぽかーんとしているカラ松。

何が起こっているのかわからずおろおろしている十四松。






こんなシュールな光景、たぶん他では見られないだろう。

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モノクロアリス(プロフ) - フヨフヨ(´Д` )さん» おー!888できれば、ここにログインしたやつでコメントしてくれないかな?そっから飛びますから! (2017年3月22日 20時) (レス) id: d795d01c61 (このIDを非表示/違反報告)
モノクロアリス(プロフ) - さくらさん» コメントありがとうございます!これからもがんばって更新していくので、よろしくお願いします! (2017年3月22日 20時) (レス) id: d795d01c61 (このIDを非表示/違反報告)
フヨフヨ(´Д` ) - ログインしましたよー、名前もハルバルに変えましたー!! (2017年3月22日 10時) (レス) id: daa35ab10b (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 続きが楽しみです!!更新待ってマース! (2017年3月18日 22時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
モノクロアリス(プロフ) - フヨフヨ(´Д`)さん» お元気ですぅ((((お疲れ様~!第一志望合格しました!!888ウェイ。ログインできたらまたボードで話そ~ (2017年3月11日 13時) (レス) id: f594ebc912 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:モノクロアリス | 作者ホームページ:  
作成日時:2016年10月14日 7時

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