【刀剣乱舞】いや、見習いに乗っ取られた本丸の刀剣男士に拉致られたと思ったら皆病んでたとか意味わからん！？

3日目、夕餉 ページ25

ご飯前に説教なんて嫌だもんね！
救世主青江と、心配をかけてしまった江雪さんと宗三さんと相席して一緒にご飯を食べる。


『ごめんね江雪さん。心配かけちゃったでしょ？ 』

「ええ、心配しましたよ。しかし、宗三の慌てっぷりが 「兄様？ 」 ふふっ、主には内緒でしたか」

「仲睦まじいね2人とも。...元はと言えば僕が悪いんだけどね...」


青江は江雪さんと宗三さんが喧嘩しながらも笑い合ってるのを見て、少し数珠さんの事を思い出してしまったみたいで儚く笑っている。


『...青江、確かに数珠さんは怒ってるし、多分...きっと、私よりもずっと青江の事を嫌ってしまってると思う。でもね、江雪さんと宗三さんに言ったように、一回本音で話して欲しい。きっと...弟の青江の事を本気で嫌うわけないよ。数珠さんは優しいから』

「...そうだね。ありがとう主」


一度目を大きく見開いたけど、その後に、「主は僕達の事を嫌ってないのかい？ 」と尋ねる。

愚問だな。


『...嫌ってるわけないよ。怒ってはいたけどね。ここの本丸の皆の姿を見て、二度と私の事を裏切らないし、無理矢理でも私を連れて来てくれた事で意外にもあの見習いの言霊を受けてない人だって居たしね』

「主は優しいね」

『そんな事ないよ。きっとただの偽善。一度家族同然だと思った刀達を本気で嫌えると思う？ 』

「そんな風に思ってくれてたんだね...ごめんね、主」


なーんかいつものスレスレ発言が無いと青江っぽく無いな...なんて、シリアスなシーンでもこんな事を考えてる私なのです。




夕餉の時間は終わり、説教タイムに入る。

宗三さんと江雪さんに助けを求めた結果。


「...これから無茶をしないと心に刻めばいいじゃないですか？ 」

「自業自得です。僕がどれだけ焦った事か...」

と助けてもらえなかった。
ついでに宗三さん、本音が出ちゃってますよ。




『本当に申し訳ありませんでした！ 』

「ったく、これから気をつけてくださいよ！」

「本当、ヒヤヒヤするからね」

「雅に欠ける土下座だけど...まぁ、次は無いからね？ 」


怖いね。うん。
医療関係に詳しい薬研がこっち側の本丸にいるせいで、治療とか頼めないしそりゃあ怒る気持ちも分かる。

昔は何かあっても薬研が助けてくれてたからな...。


少しだけ、私の本丸に戻りたいって気持ちが湧いて来てしまった。

これがホームシックというやつですか。

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