【刀剣乱舞】ちょっと待って？乗っ取られて出て行こうと思ったら思ったらレア5と初期刀と初鍛刀が付いてきたんですけど！？ (ページ31)

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取り敢えず大広間で一期一振と見習いに言われた内容をレア5と初期刀、初鍛刀にさっきの事を言う。

そうすると皆俯き、所々許せないと言う声が聞こえてきた。

「僕も...兄様達が主の悪口を言っていたのを聞いちゃったんだ」

その本丸一小さい身体を払わせ、「もう...主以外信じられないよ」と呟く。

「大丈夫だ。父達は絶対に主の事を裏切らんぞ」

そう言って小烏丸がこの俯いたムードを盛り上げてくる。
そして、4日後。
必ず主を護ろうと決意した。

ついに運命の時がやってきた。

見習い側について行く奴らは全員大広間に着席してあり。
俺は主が何かあった時の為、蜂須賀と小夜を隣に座らせ、1番出口に近い所に待機する。

5分後、主がやってきた。

と思った刹那、主が鶯丸に蹴られた。

ズシャッという音がして、主はその衝撃で吐血してしまう。

それを幕開けに見習いの味方の方から凄くブーイングが走る。

もう少し...時期を見てから主と共に出て行く筈だった。

だが、見習い側が主に手を出した時点で俺は主を庇おうと主の元へ駆け出す。

俺だけではなく、皆同じ気持ちだったようで、いつのまにかレア5と小夜と蜂須賀が主を庇って動いている。

「顔を上げろ。爺が来たから安心しろ」

「青江もそちら側ですか。残念です」

「...血が酷い。後で手当てするぞ」

「この父の主に手出しするとは...許せぬ」

「大丈夫。味方はここにいる」

「主を蹴り落とした戒め。受けてもらうよ」

そういうと泣きながら

『私、出て行くよ？だってさ...皆に出て行けって言われてるし...それに、小夜と数珠丸さんと大包平さんに至っては兄弟置いて行ってるよね？良いの？』

決まっているだろう。主が良いのだ。
この想いは一生変わらんだろう。

それから紆余曲折あってここまで来ることが出来た。

裏切り者だった筈の鶴丸に鳴狐に薬研。
彼奴らも主の事をちゃんと見て意識してくれているのだと分かると少し涙腺が緩み出す。

前の本丸にいた時は辛そうに仕事と熱に魘されていつも絶望した顔で三日月と微笑んでいたのに、今は幸せそうに皆に囲まれて宗近さんと笑いながら呼ばれる。

主が幸せだったらそれで良い。
だが、少し胸がチクチクするな...。

きっと、俺は他の誰よりもずっとずっと主の事を慕い、独占してしまいたいのだろう。

だが、主の幸せそうな顔を見ているとそんな事はどうでも良くなるがな。