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幸「こっち、談話室。」

『あ、ありがと。』

2人に案内されるがままに談話室に行く。

『今、誰もいないの?』

幸「ちょうどみんな出掛けてるみたい。支配人すら居ないなんて…タイミング悪…」

『うっ、なんかごめん…』

顔はいい癖に毒舌だな…でもそういうキャラ嫌いじゃない…


幸「そこのソファ座ってて」

幸くんに命令されソファに座る。
すると、隣にピンクくんが座ってきた。

「あ、あの…自己紹介しておこうと思って…。あ!隣ダメでしたか!?ごめんなさいごめんなさい!!」

『いや!!いいよ!!』

ピンクくんはだいぶネガティブな性格みたい。


幸「はい、お茶しかないけど。」

幸くんがお茶を机の上に置く。

「あ、幸くんありがとう…!」

『ありがとう…』

お茶を1口飲む。おいしい…。


幸「じゃ、自己紹介するよ。オレは瑠璃川幸、高1。夏組に所属しながら衣装係やってる。よろしく。」

『あ、やっぱり男の子なんだ……って夏組?』

幸「はあ!?あんた何も知らないで来たの!?」

『ごっ、ごめん!』

「幸くんのこと男の子って分かったんですか…!?」

『う、うん。制服が男子用だし、くん付けで呼ばれてるから…一瞬女子かと思ったけど。』


椋「あ、ボクは向坂椋です!高校1年生で、幸くんと同じく夏組に所属しています!この劇団は春夏秋冬と組が別れていて、それぞれ6人ずついるんです。」

『椋くんね、よろしく!』

この子ほんと癒し…。少しは劇団のこと調べてくればよかったかな、幸くんに怒られちゃった…。

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作者名:えのきち | 作成日時:2018年6月3日 18時

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