御館様 弐 ページ8
幸「____
信じよう。A。己の心を。」
『…………』
私はその御館様の言葉に黙り込む。
信じようといったって、簡単に信じれる、訳ではない。
だって、お父さんが教えてくれた。私に。色んな事を。今更それが、私の中に染み込んで取れないそれが、消えるわけがない
そんな私を見て、何故か幸哉様は唐突に、しのえの事を口にした
幸「しのえはね、君の事を、思ってくれているんだよ…分かるかい?
君は……隠しているつもりかもしれないが、何時も辛そうだ。
自分が辛くて仕方がないのに、君は何時だって私達の見えるところでは、笑顔を絶やさない。
しのえは、そんな君が無理をしていると思っているんだよ。
心配しているんだよ」
『しのえが、でしょうか…』
思っても見なかった。
私が、誰かに思われることなんて、有るわけないのに。
嘘じゃない?だって
私はこれまで___
そこまで思うと、幸哉様が察したように口を開く。
幸「本当の事だよ?
だから、君は、自分を信じてあげてくれ。まず君が、君自身を愛するんだ。
翳は、消えないかもしれない。君が刀を握る限り…でも、翳は同時に君の力でもあるよ。
使いこなすんだ。完璧に。自分のものに。
いいね?」
『…………はい』
胸の内が、暑くなるような感覚。
初めてのもので、目からボロボロと水が、暖かい水が、溢れてくる。
幸哉様の言葉を、完全には理解できていない。けど、何故だか、気持ちが、晴れるような気分。
私、は、自分が嫌い。
だってどうしようもなく汚いから。
その汚れはきっと取れないから
でも、少しだけ、好きになってみようとも思います。難しいから、すぐには無理だと思いますけど。
幸哉様……
幸「行ってらっしゃい」
幸哉様の言葉に、笑顔に、背を押され、私は踏み出す。
まるで、目の前が広がってゆくようだった
____________
*御館様、どうでしたか?
物凄く変でしたっ。申し訳ございません!
何の話をしているのかいまいちよく分からないかもしれませんが、後々、話を出そうと思いますm(__)m
そろそろ、無惨様がでてきます!
190人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はるか - けいどくでしゃくしゃくで。。逃亡者どうまにあったらいいな。。もし、屋敷につれていかれたり。。 (2020年12月16日 20時) (レス) id: 231375fc20 (このIDを非表示/違反報告)
さら - ちょこざいですね。中国語では失う鬼の漢字がはいっているんですよ。 (2020年12月8日 12時) (レス) id: d87eae5019 (このIDを非表示/違反報告)
さら - ろんり的をやぶるのもどうまらしいです。笑った顔を見たことなくて嫉妬したみたいです。後、前回のは魑魅魍魎ちみもうりょうです。そして無惨をドラゴンにたとえて、ドラゴンロード。楽しみです。 (2020年12月4日 21時) (レス) id: 231375fc20 (このIDを非表示/違反報告)
さら - 魑魅魍魎があらわれておもしろくなりました。 (2020年12月2日 20時) (レス) id: 231375fc20 (このIDを非表示/違反報告)
さら - ぶりょうをかこつなくてよかったね。頑張って。 (2020年11月23日 19時) (レス) id: 231375fc20 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:穴 | 作成日時:2020年11月4日 18時