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童磨 壱 ページ26

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それから何日たったのかはわからない。


同じような日々が続いた。




私はごく自然と、無惨の事を、“無惨さま”と何故か呼ぶようになっていて

無惨さまが無限城にいるときは、息をするのと同じように、命令を待ち、されれば常に従順に。


そうやって過ごしてきた。



無惨さまが居ないときは、こっそりと、バレないように、城のなかを歩き回って、あの露天風呂のある部屋を探した。


空は、世界はとてもきれいだ。

鬼ばかりに目を向けて、私は上を見上げたりすることはなかったから、忘れていたし、知らなかった。




そして、いつものように湯浴みを済まし、寝る支度を済ませると、琵琶がなり、自分の部屋に戻ったとき__




??「やぁ、君が例の?」

『?!』




襖を開けると、その中で、見知らぬ男が一人佇んでいた。


きらびやかな装飾に、へんてこな髪の色に、形。




けど、一番目を惹かれたのは……


虹色に輝く瞳。





そしてその瞳に刻まれている。


“上弦の弐”という数字




この男が鬼で_上弦の弐であるということを認識すると同時に、身体中が寒気を襲った。

“上弦の弐”という文字の意味を知らなければ、この男に危うく話しかけ、殺されるところだった。



ただ疑問なのは、何故ここにその“上弦の弐”が居るのかということ。


それに、“男の発した例の”という言葉。



私が、“例の”?例のって……何?



そんな私の気持ちを、心を__不信感を読んだように、男はにこりと笑って喋り出す。




童「ごめんね?驚かしてしまったね!俺は童磨だよ!万世極楽教の、教祖さ」

『万世、極楽教…』




何処かで聞いたことのある名前。

ただ、そんなものは昔の人の迷信ようなもので、実際には存在しないものだと思ってた…



もしかして……私はこの鬼にも飼われるのか。この鬼も…無惨さまと同じように……だからこの部屋に……


目が回った。

一人じゃなかったんだ。…私はこの城の中にどれ程鬼が居るのかは知らないけど、無惨さまだけが、絶対なんだって、飼い主なんだと思っていた



最近は無惨さまに暴力を振るわれる……というより躾をされることは少なくなってきたが、この男はどうだろう?


にこにことするその笑顔はとても可愛く、幼げに見えるけど、無惨さま以上に、暴力を振るうのでは…?




『あ、貴方も…私を、飼うおつもり、で………?』




震えながらそう尋ねると、男はカラカラと声をあげて笑い出した




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童磨 弐→←鳴女 弐



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設定タグ:鬼滅の刃 , 鬼舞辻無惨 , 童磨   
作品ジャンル:恋愛
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はるか - けいどくでしゃくしゃくで。。逃亡者どうまにあったらいいな。。もし、屋敷につれていかれたり。。 (2020年12月16日 20時) (レス) id: 231375fc20 (このIDを非表示/違反報告)
さら - ちょこざいですね。中国語では失う鬼の漢字がはいっているんですよ。 (2020年12月8日 12時) (レス) id: d87eae5019 (このIDを非表示/違反報告)
さら - ろんり的をやぶるのもどうまらしいです。笑った顔を見たことなくて嫉妬したみたいです。後、前回のは魑魅魍魎ちみもうりょうです。そして無惨をドラゴンにたとえて、ドラゴンロード。楽しみです。 (2020年12月4日 21時) (レス) id: 231375fc20 (このIDを非表示/違反報告)
さら - 魑魅魍魎があらわれておもしろくなりました。 (2020年12月2日 20時) (レス) id: 231375fc20 (このIDを非表示/違反報告)
さら - ぶりょうをかこつなくてよかったね。頑張って。 (2020年11月23日 19時) (レス) id: 231375fc20 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年11月4日 18時

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