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中古 ページ21

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無惨side





湯煙の向こう。



Aの体を目にした。





真っ白な雪のようで。でももっちりと弾力のあるような肌





その上に。汚すことを目的としたような“跡”が無数にちりばめられている




私はそれを目の当たりにして、目頭がカッ。と熱くなる感覚を覚えた


そして、自分が腹を立てているのだと気づく。



“何に”と問われれば

私はきっと“その白い肌を汚した者に”と答えるだろう



だが、何故そもそも腹を立てているのかは分からずいる。




私の飼っているモノが中古品だと分かったからだろうか。



それとも___





無「A」




気づけば名前を呼んでいた。




『はい……』




名前を呼んだことで、まるで意思の無い人形のように真っ黒な瞳と、視線が合わさる




死んだ瞳だ__


私が命令を下すのを待っている。

瞳の奥には、確かに恐怖がある。だが、それを上回るほどの従順さがあった。





とくに用事があって名前を呼んだわけでもなく

ただただ漏れ出てしまったという感じで、その先に続ける言葉を私は用意していなかった。



昨日もこんなことがあったか……



生暖かい湿気の濃い空気が、相変わらず顔を撫で続ける。




しばらくの沈黙の後。私は服を脱ぎ捨てると、硝子戸の向こうへ__


女と同じ空間に足を踏み入れる




すると、Aは僅かながらに肩をピクリと震わせた。




側の道具を一式持つと、女に押し付け、椅子に座る。




無「洗え」

『は、い…分かりました』




押し付けた一式を持ったまま、命令に頷くと、ようやく動きだした。




どこまでも従順で

空っぽな飼い犬




その哀れさに思わず嘲るような微笑が漏れる。





犬だ。


初めは躾が要るかと思われたが……中古品のお陰で躾が無しで済むようだ。


躾をしてみたかった気もするが、面倒だ。





さんざん使って、使って


飽きるまで。




飽きたそのときにはこの女を捨ててやろう






____________

母さん→←湯浴み 弐



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設定タグ:鬼滅の刃 , 鬼舞辻無惨 , 童磨   
作品ジャンル:恋愛
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はるか - けいどくでしゃくしゃくで。。逃亡者どうまにあったらいいな。。もし、屋敷につれていかれたり。。 (2020年12月16日 20時) (レス) id: 231375fc20 (このIDを非表示/違反報告)
さら - ちょこざいですね。中国語では失う鬼の漢字がはいっているんですよ。 (2020年12月8日 12時) (レス) id: d87eae5019 (このIDを非表示/違反報告)
さら - ろんり的をやぶるのもどうまらしいです。笑った顔を見たことなくて嫉妬したみたいです。後、前回のは魑魅魍魎ちみもうりょうです。そして無惨をドラゴンにたとえて、ドラゴンロード。楽しみです。 (2020年12月4日 21時) (レス) id: 231375fc20 (このIDを非表示/違反報告)
さら - 魑魅魍魎があらわれておもしろくなりました。 (2020年12月2日 20時) (レス) id: 231375fc20 (このIDを非表示/違反報告)
さら - ぶりょうをかこつなくてよかったね。頑張って。 (2020年11月23日 19時) (レス) id: 231375fc20 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年11月4日 18時

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