4時 ページ9
中也side
『やぁ、久しぶり。中也』
殺気だっている部屋に響いた着信音
こんな時に誰かと思えば誘拐犯じゃねぇか
中也「ぶっ殺す」
太宰『なんだい、いきなり。物騒じゃないか』
電話越しにでも感じる俺を試しているかのような言い方
あぁ、腹が立つ
中也「Aは無事だよな」
太宰『さぁ、それはなんとも言えないね。只、そっちに帰るよりかはよかったと思うよ』
…ッチ
太宰『Aちゃんは私が預かるよ』
中也「Aは俺の妹だ」
太宰『義兄妹でしょ?』
中也「そんなの関係ねぇよ」
太宰『ポートマフィアが家族ごっこだなんて呆れるね。森さんはなにを考えているんだい』
家族ごっこだなんて………
確かに首領はそんなこと思ってない、薄々気付いてはいたんだ…
Aの異能力が使えるということ…
首領がAをポートマフィアから抜け出さないようにするために、こんなことをしていることも
中也「手前には関係ねぇ」
太宰『さっきから関係ないばかり…私が今現在、Aちゃんを保護していることを忘れたのかい?関係ないことなんて無いのだよ。中也』
相変わらずつかめねぇ野郎だ
太宰『さて、本題だ。Aちゃんの着替え、ブラウスとかワンピースとか…持ってきてくれないかい?』
中也「は?どうして着替えなんか…ッまさか手前!」
太宰『只Aちゃんの服がボロボロで血まみれだから持ってきてもらおうと思ったのに。変態ちびっこマフィアはなにを想像したのだい?』
中也「黙ってろ!」
…Aの服が血まみれでボロボロ?
どうしてそんなことに…
Aは最前線に出ないはず、それに異能力を使えばボロボロになることなんて…
太宰『中也、彼女は拳銃を使って人を撃ったことがあるのかい?』
さっきまでとは違い、真面目な声でそういう太宰
Aが拳銃で…?
中也「ないはずだ。殺しはAの仕事じゃない」
太宰『そうかい…君の耳には入れておこう。Aちゃんは相手の眉間を打ち抜いたよ…勿論相手は即死だ』
中也「………………………そうか」
太宰『あぁ。明日、赤煉瓦倉庫で待っているよ』
告げることだけ告げ、一方的に電話が切られた
Aが撃ったのか……
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櫻色華伝(プロフ) - うそ・・・・。結末に驚きました。夢主ちゃん、ヤバすぎる。こんな物語を書けるなんてすごいです。これからも頑張ってください! (2020年2月20日 14時) (レス) id: 4986846a43 (このIDを非表示/違反報告)
フィリア(プロフ) - この結末は予想外でした。主人公ちゃん、恐るべし (2019年4月14日 22時) (レス) id: 0a8f72cd40 (このIDを非表示/違反報告)
夢ウサギ(プロフ) - 続きが気になります!続編作って欲しいぐらいです!!これからも、素敵な物語を書いてください! (2017年9月15日 2時) (レス) id: f9a036fba6 (このIDを非表示/違反報告)
銀狼(オツキミ)(プロフ) - 続きがものすごく気になります!これからも、頑張ってください! (2017年7月24日 21時) (レス) id: 12832b6b45 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - 三歩止さん» 成る程、理解力が無くて申し訳無いです。更新頑張ってください! (2017年4月29日 23時) (レス) id: 8f8a6b3fb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:武蔵野 三歩止(ムサシノ ミホト) | 作者ホームページ:なし
作成日時:2017年3月29日 16時