【太宰治】牙をむくとき２【文豪ストレイドッグス×暗殺教室】

１５軒 ページ3

Aside


一体なにを言っているの…


マフィアの仕事でここに来た、龍兄たちが中で報復をしているから私は増援を迎え撃つ任務


いつものように異能力を発動して私は無傷で終わる


そう思っていたのに


どこからか現れた潮田、茅野、赤羽のせいで私は傷だらけだ


太宰さんが彼等に触れていてくれたから、異能力でなんとか治めることが出来たけど


いなくなったと思っていた彼等が戻って来た


戻って来て私にむかって『ありがとう』だとか『帰って来て』だとか言っている


私はこの人たちの仲間を殺そうとしたのに


それでも『本当は優しい人だから』とかいいだした


あぁ…気持ち悪いな…


赤羽「殺せんせーもみんなも待ってる」


茅野「帰って来て…今度はみんなで一緒にやろう」


優しい声で言われる甘い言葉


気分が悪い


A「貴方達、私が嫌いじゃないの？」


掠れる声だった


隣に立っている太宰さんが心配して顔を覗き込むほど


それでも彼は私には触れない、私が彼の手を払ったから


それに、今私に触れられたら異能力が解けてしまう


潮田「色々あったけど、そんなの嫌いになる理由にはならないよ」


あぁ…またそうやって甘いことを…


A「私は貴方達が嫌いよ。大嫌い。」


潮田「手塚さん…」


傷口から血がにじみ出ているのがわかった


着ている服が黒くて良かった。血が見えないもの…


A「暗殺のターゲットと仲良くするなんて考えられない。みんなで仲良く暗殺なんて考えられない」


そんなことして何になるの？


A「私は貴方達の全てを否定するわ。あの場所だって息がつまりそうだったもの」


眩しすぎて…


A「自分から受けた任務だったけど、受けなきゃよかった」


そうすれば…なにも知らずに…


あ、やばい…


体が熱い…頭が重い…


…龍兄…早く…


あまりの体の異状に私は思わず意識を手放した

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