9時 ページ14
太宰
……抜粋するとそんなものか…
太宰「ご両親の血痕が発見されているにも関わらず行方不明…」
病院に運ばれたわけではないね
連れ去られたのか、それとも彼女が…
賢治「そういえばニュースでも取り上げられたみたいですよ?謎の殺人失踪事件という題で」
国木田「5年くらい前の民放だな。家の中には血痕と葉、それと2匹の動物の死骸が残されていたという」
メガネを押し上げながらそう言った国木田くんにみんなの視線が集まる
本人はなんだ?とでもいいたそうな顔だが、それはこちらが聞きたい
どうして谷崎くんが調べても出てこなかった情報、「二匹の動物のこと」を国木田くんが知っているのだい?
太宰「まさか…国木田くん…」
伏し目がちに言えば他の社員も察したのか不安そうな顔になった
本人もようやく気付いたのかあたふたと弁明を始めた
国木田「なんの冗談だ!俺がそんなことするわけがないだろう!!」
太宰「では、どうして犯人しか知らないような現場のこと、知っていたのだい?」
国木田「そ、それは…」
問いただせば問いただす程、彼は視線を泳がせた
太宰「国木田くん、正直にいいなよ。すっきりするよ」
肩にポンッと手を乗せるとうっとしそうな顔をされたけど無視無視
国木田「言っておくが、お前が思っているようなことは一切なかったからな」
太宰「前置きなんていいさ」
国木田「はぁ……あの女がココにきた後から個人で調べてたんだ。俺は決して奴の両親を殺してないぞ」
太宰「え、国木田くん…そんなストーカーのようなことを…」
彼が言ったことを全てスルーして、そう言う
ストーカーの部分を強調してね
国木田「貴様!どこまでふざければ気がすむんだ!!」
太宰「どこまでも♡」
さすがに調子に乗りすぎただろうか、国木田くんから容赦のない一発が放たれた
まぁ最初っから彼が殺しをしたなんて思ってなかったけどね
たまにはいいだろう?
なんて…ね?
与謝野「掴んだ情報はあるのかい?」
国木田「あぁ、1つある。行方不明だったAを発見した後、保護しようとした警察がボロボロになって帰って来たことがあったそうだ。それも一回ではなくな」
太宰「随分物騒だね」
谷崎「ポートマフィアですかね?」
太宰「その可能性が高いね。ポートマフィア相手だったら下手に動けないだろうし」
…そこまでしてAちゃんを………
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櫻色華伝(プロフ) - うそ・・・・。結末に驚きました。夢主ちゃん、ヤバすぎる。こんな物語を書けるなんてすごいです。これからも頑張ってください! (2020年2月20日 14時) (レス) id: 4986846a43 (このIDを非表示/違反報告)
フィリア(プロフ) - この結末は予想外でした。主人公ちゃん、恐るべし (2019年4月14日 22時) (レス) id: 0a8f72cd40 (このIDを非表示/違反報告)
夢ウサギ(プロフ) - 続きが気になります!続編作って欲しいぐらいです!!これからも、素敵な物語を書いてください! (2017年9月15日 2時) (レス) id: f9a036fba6 (このIDを非表示/違反報告)
銀狼(オツキミ)(プロフ) - 続きがものすごく気になります!これからも、頑張ってください! (2017年7月24日 21時) (レス) id: 12832b6b45 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - 三歩止さん» 成る程、理解力が無くて申し訳無いです。更新頑張ってください! (2017年4月29日 23時) (レス) id: 8f8a6b3fb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:武蔵野 三歩止(ムサシノ ミホト) | 作者ホームページ:なし
作成日時:2017年3月29日 16時