戻って。 ページ16
＊
「麻酔は打ってやろう。起きたら隣に子が居ると思え」
心配そうな顔をするAの頭を撫でながら、私は言う。
例え鬼の身体でも、痛覚は感じるからな。
それに、Aが苦しんでいる姿を見たくない。
「産まれた子は大切に育ててやる。安心して眠れ」
そして麻酔を打ち、暫くするとAは眠りに落ちた。
後は簡単だ。
Aの子を操り、一気に成長させる。
そして、難なく出産開始。
ここは鬼の身体であるため、と言うのが大きい。
そもそも、人間の身体であれば鬼の子は産めない。
出産に身体が耐えられないのだ。
それに対し、鬼の身体は壊れても再生すると言うこともあり、上限なく子を授かる事だって出来る。
「かあさま、がんばって!」
「母様! 頑張れーっ!!」
ほら、これが証拠だ。
既にAは二十八もの鬼の子を産んでいる。
この家族のような絆を、私は愛している。
＊
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 228人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
久遠(プロフ) - 日光☆さん» ハッピーエンド…なんですかねあれw でも、ハッピーエンドとして読んでいただけたのならよかったですあれハッピーエンドだと思って作ったのでええ。五回もコメントしてくださって、ありがとうございました！貴方の存在が結構支えだったり…ありがとうございました！！ (2019年12月23日 22時) (
レス) id: fa9adaf89c (このIDを非表示/違反報告)
日光☆(プロフ) - 最後ハッピーエンドだったので良かったです！お疲れ様でした！また作品作るの頑張って下さい！ (2019年12月23日 22時) (レス) id: 8aed0398ef (このIDを非表示/違反報告)
日光☆(プロフ) - そうなのか…これからも頑張ってください！ (2019年12月23日 16時) (レス) id: 8aed0398ef (このIDを非表示/違反報告)
久遠(プロフ) - 日光☆さん» あはは…独占型+排除型から崇拝型とか依存型になっただけみたいな感じですからねぇ…四回目、ありがとうございます (2019年12月23日 16時) (レス) id: fa9adaf89c (このIDを非表示/違反報告)
日光☆(プロフ) - 義勇さんマシになったけど、やっぱ怖いわ (2019年12月23日 16時) (レス) id: 8aed0398ef (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：久遠 | 作成日時：2019年12月16日 11時
