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大学のパンフレットパラパラ捲りながら見てみても、志望理由書に文字が書き足されることはない。
…よし、こんなときは。
『君の笑顔でこれだけの人が笑ってるのに〜』
携帯から流れてくるキスマイのsmile。
やっぱこんなときは、smileだよね。
言葉の一つ一つの重みを感じながら聞いていると、何だか勝手に溢れ出てくる涙。
『泣きたい時に泣いたらいい、涙流すのは恥じゃない』
…あー、このタイミングでこの歌詞はダメだ。
余計に泣けてくるよ…。
本当にどうしよう…。
ふと、あの人の声が聞きたくなった。
みっくん…声が聞きたいよ…。
みっくんの声を聞いて安心したいよ。
歌で満足出来ないなんて、私、欲張りだね。
だけど、今とても、みっくんの声が聞きたいんだ。
そう思うと、もう手は勝手に動いていて。
耳に聞こえてくるコール音。
…迷惑だって分かってるのに、何やってるんだろう私。
そう思っても、なかなか電話を切ることが出来なくて。
それからしばらくコール音は続いた。
…やっぱり、仕事中だし、出れるわけないよね。
そう思って、耳から携帯を離そうとしたとき、大好きな声が聞こえてきた。
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みっ。(プロフ) - えりなさん» パスワードご希望でしょうか?みっ。の横にプロフ欄ございますので、そこからメッセージの送信をお願いします^^ (2017年10月7日 21時) (レス) id: f6ed466692 (このIDを非表示/違反報告)
えりな(プロフ) - ドキドキしてこの小説の続きが見たかったのですがプロフが見つからずでどうしたらいいですか? (2017年10月7日 20時) (レス) id: 9879aaa2c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みっ。 | 作成日時:2016年10月8日 20時