好きになっちゃいけない人。9〜Hiromitsu.K〜

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-みっくんside-


リングも無事に注文出来たし、後はどんな誕生日にするかだよな〜。



Aは、あんなに手の込んだサプライズ仕掛けてきたし、俺もそれ以上のことやってやらないと。



何かいいアイディアは無いものかと、色々考えながら歩いていると、見た事のある背中が目に入った。



「よぉ」



「おーみつじゃん！何してんの？」



「ぶらぶら買い物。お前は？」



「今日は夕方からだから必要なもの買いに来た」



「ふーん。飯食った？」



ちょうど腹も減ってきたし、ばったり会ったにかとランチに行くことに。



にかじゃ何の役にも立たないだろうなと思いながらも、話を振ってみる。



「なぁ、来月Aの誕生日なんだけど、どんなサプライズしたらいいと思う？」



「え！Aちゃん誕生日なの！俺も祝いたい！」



「は？」



「俺がサプライズで登場するのでいいじゃん！ケーキ持っていくからさ」



「お前がサプライズってどういうことだよ」



「やっぱ誕生日は2人で祝うより大勢で祝う方がいいじゃん？」



「せっかくなんだから2人で祝わせろよ」



やっぱり、にかに聞いたのは間違いだったな。



結局、強引ににかをAの誕生日サプライズに参加させることになってしまった。



まぁ、確かにあいつ『北にか』が好きみたいだし、たまにはいいか。



変な格好でもさせてやろうっと。

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