好きになっちゃいけない人。9〜Hiromitsu.K〜

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「どうする？とりあえず例のカフェ向かう？」



「その前にお土産買わせて！」



「え？もう買うの？」



「さっさと買って荷物家に送る手続きしとくの。出かけるのにこんな大荷物で歩きたくないし」



みゆきは、今日の最終で帰ることになってる。



連休って言っても、やっぱりここと地元を往復するのに時間が取られてしまう。



だから、こうやって過ごせる時間も少ない。



私もみゆきも1週間くらい休みがあればいいのに。



学生の頃が懐かしいな〜。



「A？どうしたの？」



「ううん！ほら、時間もったいないから早く！」



「うん！」



……と言ったのに、みゆきはお土産に悩みに悩みまくり、結局悩んだものを全てお買い上げしていた。



おかげでもうランチには程遠い時間になってしまった。



「よし、荷物も無事送れたわけだし、これからどうする？」



「どうするっていったって3時回ってるしな〜」



「じゃあおやつタイムだ！甘いもの食べに行こ！」



……なんでこの人はこんなにも食べることで頭がいっぱいなんだろう。



まぁ、それがみゆきの個性であり、いいところなんだけどね。



「みゆき、大好き」



「え、何いきなり(笑)私もAのこと大好き！」



本当に、友達で良かった。

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