好きになっちゃいけない人。9〜Hiromitsu.K〜

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「おはようございます」



入社すると、何だかバタバタしている先輩が見えた。



ん？何かあったのかな？



「おはようAちゃん。来て早々悪いんだけど、これ手伝ってもらえる？」



「はい！」



先輩に頼まれデスクに向かえば、山ほどの書類。



「何か大きな仕事ですか？」



「実は、これの担当者がちょっと体調崩しちゃって。代わりに私が担当になったの」



「なるほど…私、全力でサポートします！」



「ありがとう。結構急ぎの仕事だから、今後残業も視野に入れておいてほしい」



「分かりました」



今日1日で、進めなきゃいけないことは山ほどあった。



前の担当者さんも必死に頑張っていたみたいだけど、元々体調が良くなかったみたいで。



だから、仕事も思うように進んでなかったらしい。



仕事をしながら、先輩にその事情をちょろっと聞いた。



お昼も、片手にコンビニおにぎり、片手は書類状態。



パソコンとにらめっこ、会議室で打ち合わせ。



1日が24時間じゃ足りないって、こういうときに使うんだろうな。



結局、先輩の言っていた通り、残業確定。



2日もみっくんと過ごして、私は充電完了だもん。



残業くらいなんてことない！



けど、少しパワーを貰おうと、ロック画面のみっくんを見て癒されようと携帯を開いた。

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