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Aside
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その後
ピョンピョン跳ねながらバイバイって教室から出てった二階堂くん。
「ニカと去年同じクラスだっけ？」
「そうだよ？」
「ふーん。
の割には他人行儀だな」
「言ったじゃん、人見知りだって。
男子と話すことなんかなかったもん」
「じゃあ俺って特別？ｗ」
……またそういうこと平気で言うんだから。
女の子に言い寄られたってそんなの自分が悪いじゃん。思わせぶりだよねー。
私は絶対こんなチャラいのに引っかからない。
「ただのフレンドリー」
「はぁ？可愛くねーなその言い方」
「結構です」
「あ、俺そろそろ部活行くわ」
時計の針はもう16:10を指そうとしていた。
私も行かなきゃ…。
「私も行こー」
「一緒に行く？」
「う、うん」
私はハンドボール部のマネージャーをしてるからサッカー部とはお隣。
でも私は更衣室に行かなきゃ
「お前知ってんの？
ニカの恋話」
「へぇ！？知らないよ、そんなの！」
思わず大声が出ちゃった。
いきなり変なこと言うんだもん。
「えーお前仲良いのに、高橋と。」
「え、待って。二階堂くんってナナのこと好きなの！？」
そういうことだよね？
「あー口滑った。
聞かなかったことにしといて」
「え！無理だよ！教えてよ！」
「高橋と仲良いなら本人に聞けよ」
な…！
そっちから言ってきたくせに！！
「ナナ可愛いもんね〜
運動神経も良いし……」
ナナはバレー部で私とは真反対な太陽みたいな可愛い子。
去年も同じクラスで、仲良くしてくれてナナのおかげで私は目立つグループに居れてる感じ。
そして、一番信頼してる子。けど恋愛話なんか知らなかったなぁ…
私のこと信頼してないのかな、、、、
「多分あいつ高橋が副委員長だから委員長したんじゃね？」
「…なるほどね」
「なんでそんな暗い顔してんだよ
二階堂のこと好きなの？」
はいでましたー。バカにした感じのその顔っ…！
しかも好きな人をそんな軽く聞くなんてデリカシー無さすぎ！
「そんなわけないし
別に仲良くもないのに好きになる要素ないじゃん」
「はぁー冷めてんな。こわっ」
「うるさい！！！じゃあね」
タタっと走って更衣室の前から叫んでやった。
「今の走り方やべーぞ？」
なんて、叫び返してくる。
ほんっとムカツク！！！！
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作者名：KiNG | 作成日時：2016年11月3日 22時
