すべては全部、キミだった ２

夏祭り ページ10

藤「あ、そうだ！
　 来週夏祭りあるよ？」

玉「行く行く、な、宮田！」

北「俺と太輔もいくしぃ」

藤「浴衣おみつ.....」

宮「浴衣おたま.....」

渉「おたまってなんだよ(笑)」

北「あ、でも健永は来れるのか？」

二「俺が車椅子押していくから！」

千「じゃぁ行くよ？
　 あ、でも病院の先生に聞かないと」

二「母さんに電話してもらう！」



階段を降りて
母さんに事情を説明した




先生から許可をもらって
健永もお祭りに行けることになった



そして迎えた当日


何があってもいいように
最低限の処置道具は持って
健永と２人、近所の神社に向かった




千「人おおいなぁ」

二「はぐれるなよ？」

千「車椅子から降りれないからっ！(笑)」

二「あ、そっか(笑)」





道が砂利だっかりなので
健永に負担を掛けないように
ゆっくり押して歩く





二「あ、わったー」

千「わったー！！」



リンゴ飴を片手に
白の浴衣を着たわったーが
境内の柱のところに立っていた




わったーは階段を降りてきた






渉「よっ！」

二「一人？」

渉「バカップルと３人。
　 太輔が浴衣おみつに耐え切れなくて
　 押し倒しちゃうかもしれないから
　 来てくれって」

千「ブレーキ役ね(笑)」

渉「あ、来た」





手を繋いでこちらに
歩いてくるバカップル



藤「あ、ニカ、健永！！」

北「お前らもきてたのかぁ」

二「うん、健永の浴衣かわいいでしょ？」

藤「うん、似合ってる！」




俺はグレーの浴衣
健永は淡いピンクと紫の浴衣で
みつは黒に赤い華柄の浴衣
ガヤはグレーの白の縦縞が入った浴衣



みんなで買いに行ったんだ

花火の人生→←久しぶりの再会

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す