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小さな声 ページ6

千「俺....どれくらい寝てたの?」



久しぶりに耳にした
健永の声は、ものすごく小さくて
いまにも消えてしまいそうだった




その声に、俺は答えることが
できなかった



話してしまったら
健永との最後の会話になってしまう
気がしたんだ




渉「結構な時間寝てたよ」

千「そっか......高嗣は?」




ベッドの後ろのほうの
ソファに座っていたため
寝ている健永からは
俺の姿はみえないんだ




見えないほうがいい



いまの俺、かっこ悪い


きっと健永にフラれる




藤「ニカ....こっち来て」



ガヤに呼ばれて
渋々ベッドへと歩み寄る





千「高嗣....」



ニコッと微笑む



その笑顔に、抑えていた俺の中の
なにかが、音を立てて崩れ去り
涙が溢れた




二「健永っ....ごめんっ.....
  俺っ.....健永がいなくなったら
  どうしよって....怖かったっ....」




握った手を
弱い力で握り返してくれた




健永はいま、生きようとしている



それを支えられるのは
他でもない、俺なんだ






千「......ありがとっ」

二「健永っ」




先生と看護婦さんが来て
軽く検査をして
このまま問題がなければ3日後には
退院できるとのことだった




だが、学校には行けず
車椅子で生活をすることになった





退院の日まで
みんな代わり番こで病院に
泊まって


みんなで健永を支えた




点滴も外れ
ご飯も普通に食べられるようになった





学校帰りのある日


いつも通り、病院に
向かおうと学校を出た




その最中、電話が鳴って
相手は母さんだった




大事な話があるから
一度うちに帰ってこいとのことで




時計を気にしながら
一度家へと帰った

養子縁組→←分け合うこと



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設定タグ:ニカ千 , キスマイ   
作品ジャンル:タレント
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一生にか担 - 遥廻璃涼さん» ニカ千大好きです!すこし切ない感じがとてもすきです!更新待ってます (2016年2月10日 21時) (レス) id: 33facb601d (このIDを非表示/違反報告)
せんがまり。(プロフ) - 何故か涙が止まらなくなる作品でした涬以前より千賀くんが大事だと思えるようになりました!ありがとうございます!!応援しています煜 (2015年12月27日 15時) (携帯から) (レス) id: 76833f2c60 (このIDを非表示/違反報告)
由夏 - 遥廻璃涼さん» 泣きました…(T . T)なんか相手を一途に大切に想うっていうのとかに弱くて…(;_;)私の現実にはそういうことないんで、そうなれたらいいな…って思ってると泣けてくるんですよね(T . T)なんか暗くてすいません(T ^ T) (2015年11月28日 22時) (レス) id: 5568f32596 (このIDを非表示/違反報告)
遥廻璃涼(プロフ) - 由夏さん» 由夏さぁぁん(T ^ T)泣いてくれたんですかっっ!?(°°;)"((;°°)この作品は純愛、相思相愛や生きることってなんだろうがテーマでして、感じていただけてありがとうございます(*´▽`*) (2015年11月19日 12時) (レス) id: 817ce73a7f (このIDを非表示/違反報告)
遥廻璃涼(プロフ) - みちゅるんさん» でしたは特に深い意味ない(笑)ごめんm(_ _)mでも後々絡ませるよ! (2015年11月19日 12時) (レス) id: 817ce73a7f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:遥廻璃涼 | 作者ホームページ:http://yaplog.jp/2342876rh/  
作成日時:2015年5月27日 23時

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