すべては全部、キミだった ２

7人 ページ47

高3の冬



進路のため、俺達は卒業式の数日前まで休み





健永が目を覚まさないまま



一週間、二週間と、無な日々だけが過ぎ去っていった。






藤「健永、どう？」

二「ううん、起きない」

藤「そっか.....」





病室でガヤから電話が来た





明日、みんなで来るとのことだった








俺の合格発表は来週



絶対受かってる、大丈夫




だって、健永がいてくれた



マフラー、プレゼントしてくれた






健永がいたから、なんでも頑張れた









二「健永、明日みんな来てくれるって」




返事なんて、なかった




二「もう少しで俺ら卒業だよ、早いよなぁ。
　 最初仲良くなった時の事、覚えてる？」







健永の寝顔を見ながら、俺は出会った時のことを


思い出していた。






クラス替えの座席表をガヤ達をみて





俯く健永が突然ぶつかって来た





気晴らしに裏庭に行ったら健永が居て





チャンスは今しかないと思って話しかけた



あの時の俺、よく頑張った。




そこにみつたちも来て、俺らはすぐ仲良くなって







あれから今日まで、ずっと７人一緒だった。






ダンス大会、楽しかった。




この７人だったら、なんでもできる





Kis-My-Ft2って、最初は正直しっくり来てなかった



だって俺２だよ？




だけどいまでは、もしかしたら



この世界で一番安心できる場所だ。

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