すべては全部、キミだった ２

緑と青 ページ36

二「これ買ったの？」

千「違うよ！！
　 俺が....作ったのっ////」





恥ずかしそうに下を見て
そう言った







嬉しすぎて言葉がでない.....







千「...いらないならいいよっ！！」






俺からマフラーを取ろうとした







二「あぁ、違くて！！
　 健永が編んだの？」

千「高嗣のお母さんから
　 教えてもらったの.....下手だけど.....」









そう言った健永を、思わず抱きしめた





二「......ありがとっ....」

千「いらなかったら、投げていいからっ....」

二「一生大事にする....約束」





健永とは、いままで何度も
約束を交わしてきた







それは、守れる自信しか
なかったから







千「これで受験、頑張って？
　 高嗣なら大丈夫だよ！！」






健永が大丈夫って言ってくれると


ほんとに大丈夫な気がするんだ









健永がマフラーを巻いてくれた





二「これで風邪引かないな！」

千「高嗣バカだから、引いちゃうんじゃない？」

二「うるさいわ(笑)
　 ところでさ、なんでこの色にしたの？」

千「俺の好きな色と高嗣が好きな色」







俺が好きな色は緑


健永が好きな色は青





でも、俺にあげるなら
俺が好きな色だけでいいじゃんって思った

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