すべては全部、キミだった ２

バレていた.... ページ31

ダンス大会も無事に終わり



俺たちに待っていたのは”進路”の二文字







進学が決まっているやつや
就職先が決まっている奴もいたり



中にはなんにも考えていない奴





惜しくもダメだったやつがいる





俺ら６人は教室の隅っこで
お菓子を食べていた







あれから健永の容態も
安定していて、まだ退院はできないが
車椅子に乗って病院内を散歩したり
していて









中「お前ら、進路どーするんだ？」






中居先生が俺たちを
一番心配していた(笑)




藤「え〜、芸能界入ります！！！」






ガヤさんが敬礼




中「真面目に考えろ！
　 芸能界なんてお前らにはムリだ(笑)
　 普通でいいんだよ普通で！
　 普通に職についたり進学したりして
　 普通の人と結婚して子供産んでって、お前らは
　 女性と結婚しなくていいんだったな(笑)」

渉「え？」

玉「先生！？」

北「それって....つまり....」

藤「俺らのことに気が付いてます？」





宮田の汗が止まらない






中「校内じゃ有名だぞ？(笑)
　 バカップル３組と保護者一人って(笑)」





保護者はきっとわったー(笑)




中「とにかく、ちゃんと決めないと！
　 これ、お前らだけ未記入だから
　 明日の朝職員室に持ってこい！
　 あ、二階堂っ！」

二「なに？」

中「これ千賀のぶんだ！
　 千賀にも今日書いてもらって
　 お前らの分と一緒に出せ」

二「わかった」

中「よろしい、じゃ明日な」







まさかのバレていたパターン....








食べかけのお菓子の袋を閉じて
俺たちは健永がいる病院に向かった

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