すべては全部、キミだった ２

精一杯の愛を ページ18

久しぶりに健永に
会いに来た



しかし、病室のドアを
開けると



そこに健永の姿は
なかった




玉「い、いないよ？」

藤「まさか....」

渉「そんなわけっ！」




ウソだろ....
まだちゃんと健永に
ありがとうって、愛してるって


なんにも伝えてないんだぞ

バイバイって言いたくないけど
お別れだってしてないし




看「みなさん、どうしました？」

二「あ、健永は！？」

北「まさか、もう....」

看「病室を移動しただけ
ですけど(笑)」

二「へっ！？」

渉「あ、そういえば
この前先生言ってましたね」

宮「そうだった」

玉「ニカいなかったんだ」

二「早く言えよっ！！」




宮田をひと蹴り



二「コノヤロー」

宮「痛っっ！！
なんで俺だけっ！？」

藤「看護婦さん、案内して
もらっていいすか？」

看「こちらへどうぞ」



看護婦さんに案内されて
健永の病室の前へ



足が竦んでしまう



北「大丈夫だよ」

宮「俺らがいるじゃん？」




忘れてた

俺らには
みんながいるんだった





一人じゃない

健永、ごめん


一人じゃなんにも
できないんだ、俺っ



みんなの力を借りて
健永に精一杯の愛を伝えるよ



１回、深呼吸をして
病室に足を踏み入れた

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