すべては全部、キミだった ２

人と線香花火 ページ14

線香花火に火がついて


黄色のような
紅色のような


火の玉ができて


火花を散らしながら
パチパチ音を鳴らして
綺麗に咲いて



風が吹いた瞬間




火の玉は
輝きを失い



ぽたっと
地面に落ちる





まるで人の一生のようだと
健永は言った



母親と父親から
火をもらって
命の灯火を付ける


人生を謳歌して
綺麗に咲いて



最後は命の
灯火が消えて




人は地に帰る






千「花火.....消えちゃったね」

二「さ、お風呂入って寝よっか！」

千「うん！」







一緒にお風呂に入って


健永を抱きしめて眠る




が、しかし.....





千「た、高嗣っ？/////」

二「ん、なに？」

千「その.....当たってるっ////」





気が付かなかったぁぁ


ビックにかちゃんに
なっていたぁぁ！！！




で、でもっ....健永に
負担を掛けるわけにはいかない...




千「ここ....苦しい？」

二「あぁ....健永....だめだってっ....」





手を伸ばして
俺のを撫でて来る




二「だめだっ...ほんとっ....健永！？」




布団の中に潜りこんで
ズボンを下げ、下着も脱がされ
ビックにかちゃんが
暖かい感触に包まれた




健永が口でしてる！？



布団のなかから
聞こえて来る、水音と
健永の荒い吐息




二「けんとっ....もうっ...あぁぁっ/////」






布団のなかから
戻って来た



健永の喉が動いた




千「さ、寝よっか」

二「健永....ありがとっ////」

千「ふふっ....いまのうちに
　 貰えるもんはもらっとかないと(笑)」

二「さ、おいで？」

千「はーい！」





再び、健永を
抱きしめて眠りについた

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