綾部喜八郎の姉は６年は組です

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乱太郎「その声は…」

皆が声の方へ振り向くと伏木蔵を抱えた雑渡昆奈門とその後ろに善法寺伊作がいた

乱太郎達「うわぁ〜！！！」

艮奈門「いちいち人の顔を見て驚くな」

乱太郎「あ、雑渡昆奈門さん」

A「その顔だと驚かないほうが無理なんじゃ…」

庄左衛門「違うとはどういう事です？」

艮奈門「ここは菜園を見渡せる位置にある」

伊作「菜園の中の迷路に怪しい連中が次々と逃げ込んでいるんだ」

金吾「それより伊作先輩と伏木蔵、幸運食堂をほったらかしにしておいていいんですか？」

伊作「大丈夫！数馬と左近と…」

艮奈門「うちの部下をおいてきたから」

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数馬「しゃっくり定食2つ。お願いしま〜す！」

数馬がテント外で調理をしている陣内左衛門達に叫ぶ

陣内左衛門「しゃっくり定食2つだ」

尊奈門「何が文化祭を楽しむだ」

陣内左衛門「ぼやくな尊奈門客はドクササコ忍者だ」

尊奈門「え？」

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乱太郎「さて、菜園に戻ってきたが…」

元気なさそうに言う乱太郎

庄左衛門「菜園の中に」

しんベヱ「曲者がいっぱい」

金吾「頭の上を実弾が」

乱太郎「実弾が飛び交っている」

頭上には射的で使っている実弾が飛んでいる

喜三太「しかも迷路の中には」

団蔵「毒虫がウヨウヨ」

A「刺されないようにね〜」

金吾「ねぇ！入場料1回いくら？」

平太夫「入場する方向かよ!!」

庄左衛門「では、尾浜先輩…お願いしま〜す」

A「しま〜す」

勘右衛門「えぇ…俺が全員の入場料支払うの？ってか、A先輩はご自分で払ってくださいよ！」

A「ちぇっ…じゃあ、全員分払うよ…」

勘右衛門「えぇ…それはさすがに…」

A「んじゃあ、割り勘で〜」

孫兵「小浜先輩」

八左ヱ門「勘右衛門気をつけてくれこまちが育児中なんだ…」

勘右衛門「こ、こまち…」

孫兵「カバキコマチグモです。ススキなどの幅の広いイネ科の植物のはを折り曲げて住居としその中で卵を産むのですが…孵化した者たちは1回目の脱皮を終えると母グモの体にかじりつき食べ尽くすんです。以前誤ってお家を壊したことがあるんですが…体を半分かじらながらそれでも母グモが顎を持ち上げてこちらを威嚇する姿を見たときは〜感動の涙が止まりませんでした〜！」

孫兵が涙を流しながら力強く言う

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