綾部喜八郎の姉は６年は組です

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A「きり丸、お疲れ様…何かボロボロになってない？」

きり丸「実は、散歩をするペットっていうのが猪だったんすよ…しかも、2匹同時にだったもんで勢いよく引きずられて…でも、お陰でお駄賃は弾んでくれたんです」

きり丸が目を銭にして、嬉しそうにしていた

A「そ、そうなんだ…きり丸、暗くなる前に学園に戻ろっか」

きり丸「あ、はい。気を付けないと最近この辺りじゃ山賊が出るらしいですからね」

2人は夕暮れの道を並んで歩く。あと少しで忍術学園というところで

山賊A「おい、金目のものを置いていけ」

山賊に会った。Aは何とかして誤魔化そうと思うが

きり丸「嫌だ‼」

きり丸が正直に即答した

A「おい、きり丸それじゃあ持っているって言ってるようなものじゃないか」

きり丸「あ、そっか」

A「おいおい…」

しびれを切らした山賊が

山賊C「お頭、さっさと取り上げちまいやしょうぜ」

と言うがきり丸が

きり丸「そうはさせるか」

と言い睨み付ける

山賊B「何だ、妙に強情なガキだな」

きり丸「ドケチにとって金を奪われるのは命にか変わる問題なんだぞ」

きり丸が涙を流しながら言うと山賊たちが若干ひく

A「やれやれ、きり丸…下がってなさい」

Aは呆れながらきり丸に後ろに居るように指示を出す

山賊A「何だ？俺達とやり合おうってのかお嬢ちゃん」

山賊C「止めとけ、金さえ差し出しゃ無事にお家に帰れるぜ？」

山賊達がバカにしているとAが山賊Cに針を投げると

ドサッ‼

山賊Cが倒れた

山賊A「何だ？どうした？」

山賊達が狼狽える

A「この針、毒塗ってあるから早く医者に見せないとまずいかもよ〜」

Aがそう言いながら投げた針と同じ針をちらつかせる。すると、山賊達は顔を真っ青にしながら山賊Cを抱えて逃げていった

きり丸「先輩、本当に毒塗ってたんですか？」

きり丸が恐る恐る聞く

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