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Aside
三日前。
玉「いいから!」
貴「だめだって、行けないよ・・・。」
前に俊君にあって
気まずいまま病室を出てから一度も会っていない
玉「宮田も、たぶんもう怒ってないよ
あの時は
あいつも切羽詰まってたんだよ」
貴「でも・・・」
玉「Aは宮田に会いたくないの?」
貴「そうじゃないんだけど、」
玉「俺らが会いに行った時には
少なくとも嬉しそうに見えたけどね。」
あの時の苦しそうな俊君の顔が忘れられない。
玉「Aに会えてうれしくないわけないでしょ!
ほら、いくよ。」
貴「うん・・・。」
――――――――――――――――――
コンコンッ
宮「はーい。」
玉「としく〜ん♪」
宮「あ、玉。
今日機嫌いいね」
玉「じゃーん!
今日のお客さんはAでーす!」
貴「、」
宮「Aちゃん!
…よかった、
もう会いに来てくれないかと思った。」
玉「ほらな」
貴「会いに行かなくちゃ、とは
思ってたんだけど・・・。」
玉「さてと。
俺ちょっと行ってくるわ。」
宮「トイレ?行ってらっしゃ〜い。」
玉「トイレじゃねーよ。
アイドルはな、
トイレなんて行かねえんだぞ。」
貴「そうなの?」
宮「じゃあ食べた物どうしてるの?」
玉「そんなもんはなぁ、
・・・き、気合いだよ!」
宮「笑笑
いってらっしゃい笑」
パタン、
しばらくの沈黙があって
先に切り出してくれたのは
俊君だった。
宮「ごめんね。」
貴「何で俊君が謝るの?
私が悪いのに・・・」
宮「そんなことないよ
勢いで怒っちゃってごめんね。」
貴「・・・こっちも来るの遅くなってごめんね。
実は今日も裕太に引きづられてきたんだ。」
宮「そうなの笑」
貴「裕太なりに考えてる事とか
あるのかなって思って。」
宮「玉、友達思いだもんね、
俺だけにじゃなくても他の人にも。
昔から。」
友達思いで1人で抱え込んでしまう裕太に
私はうまく寄り添う事が出来るだろうか。
どれだけ俊君の事を一緒に考えてあげられるかな。
貴「また、三人で会えてよかった。」
宮「俺も。」
貴「裕太に後でお礼言わなくちゃ。」
宮「そうだね」
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たまちゃん(プロフ) - 俊くんが・・・・。 (2016年4月1日 12時) (レス) id: 6b828e5d7b (このIDを非表示/違反報告)
たまちゃん(プロフ) - 宮田君かんがえちゃったね〜。ヒロインちゃんに告白するつもりはないのかな〜。 (2015年11月27日 1時) (レス) id: 6b828e5d7b (このIDを非表示/違反報告)
晴みっくん(プロフ) - たまちゃんさん» コメントありがとうございます!ちなみに上村君は、「カミムラ」くんと読みます!!(いらない情報) (2015年11月26日 21時) (レス) id: 464838b9e6 (このIDを非表示/違反報告)
たまちゃん(プロフ) - 宮田君ヒロインちゃんに片思いしてたんだ〜。看護師上村君とは仲良さそ〜だね〜。 (2015年11月26日 17時) (レス) id: 6b828e5d7b (このIDを非表示/違反報告)
たまちゃん(プロフ) - やっとみっくんに頼れた宮田君これからはもう病院ですごすのかしら (2015年11月26日 16時) (レス) id: 6b828e5d7b (このIDを非表示/違反報告)
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