朝日は君のために。

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　 こうやってさー

　 いろんな人に手紙書いてると
　 もうすぐ逝ってしまうのかとさっかくするよね。


　 「いままでありがとう」

　 「だいすきだよ」





　 普段言えない言葉をね
　 つづろうと思って・・・。





宮「玉にはなんて書こうかなー。」





　 一番悩む人。

　
　 何書けばいいのやら。



　 いつも俺のそばにいて
　 ずっと一緒の時間を過ごして
　
　 おんなじ数だけ怒られて

　 それとおんなじくらい笑あった。


　 大好きな人。




　 俺の方が年上のはずなのに
　 いつのまにか
　 立場が逆転してたな


　 まだまだ話し足りない事も
　
　 伝えていない事もあって





宮「まだ、玉には手紙書けないや」






　 話したい事がたくさんあるのに

　 時間はどんどん進んで


　 いつかは伝えなくちゃいけない事があって
　 それでもまだそのことは
　 伝えたくなくて。









　 周りにおいていかれていくことも
　
　 自分の足がもっとダメになっていくことも

　

　 全部感じてる。







　 このセミの鳴き声が
　 いつまでも鳴きやまなければいいのに。



　 まだ、

　 まだ、


　 汗がジワリと額ににじむ
　

　 暑い暑い




　 `` 最後の夏 ``






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