検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:30,954 hit

37 ページ37

「……私、正直、一緒にいたいっていう気持ちだけで、高嗣の同棲しないか?っていう話にする!って即答しちゃって…みっくんの言葉を聞いて、何も考えてなかったな、って反省したの」



「同棲ってさ、最初はすんげー楽しいんだよ。だけど、どっちかが寂しい思いをしたり、我慢することが増えたり、上手くいかないことの方が多いんだ。特に俺らの仕事は特殊だから、Aがにかの帰りを待つことの方が多くなるし、そういったところを考えると、Aの負担の方が大きいと思うんだ」



「そうだよね。私、本当に何も考えてなかった。高嗣も、真剣に考えてくれてたのに、私……能天気でごめん。今日も、お祝いだ〜!なんて大騒ぎしてさ?高嗣にとっては、一世一代の決断だったのに」



「それがAのいい所じゃん。そういう部分も含めて、俺は一緒にいたいと思ってる」



いつもはそんな優しい言葉をかけてくれない高嗣が、この上なく優しいから、私らまた泣きそうになってしまう。



喧嘩する度に、ガキの高嗣のお守りはもうごめんだ!なんて思ってたけど、高嗣は高嗣なりに大人になっていたんだよね。



私の方が十分子供だったね。



「お互い、それだけ考えられてるなら、大丈夫だな」



「みっくん、なんかあった時はよろしくね?」

38→←36



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (50 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
238人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

好き - 北山君が大好きです彼氏にしたいぐらいイケメンでカッコいいです会いたいなぁ〜 (2022年2月13日 23時) (携帯から) (レス) id: 63b7d0fc4e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みっ。 | 作成日時:2020年7月11日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。