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-高嗣side-
「だから、Aのことあんまり傷つけるなよ。同棲するってことは、一緒にいる時間が必然的に長くなるし、喧嘩する可能性も高くなるんだから」
「……分かってるよ」
分かってるよ、そんなこと。
みつに言われなくたって、分かってる。
みつは、俺らのことを心配して言ってくれている。
それも分かっているのに。
何故か気に食わない。
みつがお説教じみたことを言うから?
ううん、違う。
みつがあまりにも偉そうだから??
ううん、そんなこと思わない。
……きっとあれだ。
俺の中の、モヤモヤのせいだ。
みつは、Aのことが好きなんじゃないか…っていうモヤモヤ。
なぁ、みつ。
みつは、Aのことが好きなの?
なんて聞けたら、どれほど楽だろう。
俺が、みつに対してこんなモヤモヤを抱くようになったのは、3人で焼肉に行った時だ。
みつに変わった様子は無かった。
いつものように肉を焼いてくれ、話題を振り、酒のおかわりも自然と頼んでくれる。
いつも通りのみつだった。
ただ、俺が気になったのは、Aを見つめる表情だった。
……みつって、Aのこと、今まであんな顔で見てたっけ?
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好き - 北山君が大好きです彼氏にしたいぐらいイケメンでカッコいいです会いたいなぁ〜 (2022年2月13日 23時) (携帯から) (レス) id: 63b7d0fc4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みっ。 | 作成日時:2020年7月11日 1時