p.48…見えない ページ3
「あの…リーバーさん」
「ん？なんだ？」
急いで出て行ったコムイさんを見送りリーバーさんに声をかける
「Aさんのイノセンスって、３つあるんですよね？」
「あぁ、
「その…” 救世主 ”って？」
多分列車の上で戦っているときに見たイノセンスだろうと思い問う
「あー、お前はまだ見たことないか？そうだな教えておく」
リーバーさんはそう言うと僕の正面に座った
「影絵の方は見たか？」
「あ、はい…コムイさんにも教えていただきました」
前に教えてもらった情報を思い出しながら言葉を返す
「断ち鋏は見た目通りだ、相手を切りつけ攻撃する…それ以外まだわかってないんだ」
へぇ…と心でこぼす
「救世主はだな、おもに防御系なんだ。治癒、守護、拘束の３つができる」
「それって寄生型、なんですよね？」
「あぁ、ただ少し厄介でな」
厄介…？首をかしげる
「救世主は力が大きすぎるんだよ…まともに使うと体に負担がかかって危険なんだ」
「そうなんですか！？」
いきなりの大きな声にリーバーさんは目を見開くが冷静を取り戻し再度続ける
「だがAは力を抑えようとしなくてな…むしろ最大限に活用しようとしているわけだよ」
まいったとでも言いたげな表情でため息をつくリーバーさんにこちらは苦笑い
「ずっと前からそうなんだよな…危険だっつっても聞いてくれねぇの」
「あ、はは…」
「…ま、それでなんだけどよ、その” 救世主 ”を使うときは身体のどこか一部を不能にすることで最大限にイノセンスの力を活用してんだ」
「ふ、のう…て、どういう…」
そういえばリーバーさんは渋い顔をする
「機能停止っつーか、まぁAが普段不能にしているのは、目…” 視力 ”だな」
え…？
「ただ目を閉じているだけじゃダメなんだ…視力そのものを不能にするんだ」
「じゃあ、何も見えないじゃないですか…！」
「あぁ、たまに聴覚を不能にしているみたいだが
仲間の声が聞こえないとなると戦いづらいみたいでな」
じゃあ…なんだ、あの時の戦いは
「見えて…ない…？」
「だからあんまり使わないように言ってるんだがな…室長遅いな」
見えてないのに、戦闘を…？
見えてなかったから、あんなに長い時間…
見えなかったのに、向かって行った…
だから…
何故だろう…今、凄く…
Aさんに会いたい…
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セイラ - はじめまして。昔面白くてずっと心に残っていた作品でした。高校生になって、また読みたいと思いずっと探していました。楽しかったです。ありがとうございます。 (2021年12月21日 8時) (
レス) id: eae6da2433 (このIDを非表示/違反報告)
ふわ(プロフ) - 話や設定がしっかりしていて、キャラとの関わり方とかもすごく自然で好きです！夢主さんのキャラとかブレない感じとか強すぎずリアルな感じがまた好きです、素敵な作品、文章、ありがとうございます！ (2019年10月8日 11時) (レス) id: cad7a9b03f (このIDを非表示/違反報告)
＊√ぬこ点(プロフ) - もじゅえさん» 返信が大幅に遅れ申し訳ありませんでした！いえいえー！告白嬉しかったですキュン！オリジナルの部分気に入ってもらえて光栄です！尊敬ですとぉ！？なんと嬉しいお言葉をぉおお！頑張りますね！頑張れますよ！涙腺ゆるんじゃいますよ！感謝です。ありがとうございました (2017年3月22日 17時) (レス) id: 1fbc785698 (このIDを非表示/違反報告)
もじゅえ(プロフ) - ＊√ぬこ点さん» 突然の告白失礼いたしました…笑オリジナルストーリーとても好きです…アニメ版だとクロウリーは教団に一時帰宅してるので良いと思います！それとぬこ点さんの目標を立てて制作している志、とても尊敬しています…！個人的にはもう十分癖になっていますよー！！ (2017年2月19日 10時) (レス) id: a07eda0fe6 (このIDを非表示/違反報告)
＊√ぬこ点(プロフ) - 優雨さん» はい！はじめましてー！前作からお目を通していただいてとても嬉しいです！コメントも励みになります！！！頑張りますねぇええ！ (2017年2月14日 22時) (レス) id: 1fbc785698 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＊√ぬこ点 | 作成日時：2017年1月5日 14時
