魔法使いの口説き方。≪第４章≫

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藤「 …ぅっ… 」


ｼﾞｭｰ…

横「 … 」
はぁ〜…
マジで
どうしたらいいですか？


今日、
太輔との仕事終わりで
ご飯食べに行こうかって話になって
いつも行ってる店に予約の電話入れようとしたら


『 やっぱ家に帰りたい！渉！俺ん家で何か作って！』

『 お…おお…。』


すんごい勢いで言われたもんだから
思わず…

で、
帰ってきて
何をするのかと思って見てれば…

あ、料理しながらね(笑)
律儀なの。
真面目なの。俺(笑)


あ、そうそう。
太輔の話だね(笑)


部屋に帰ってきて
部屋着に着替えて
リビングに戻ってきた時に…
手には何やら黄色い物体…

さっきから
ずーっと
その黄色い物体…

はい。
そうです。
ミニオンです。
ミニオンのポップコーンバケツを抱き締めて…


藤「 …ひろみちゅ〜…ぅぅ… 」


横「 … 」
俺一人の手には
おえないので…

メンバーにLINEをしましたよ…

そろそろ…


ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ♪


藤「 …ぅぅ…あの子可愛いから…襲われたり…ぅっ…みちゅおーん！」


横「 太輔。お客さ」


藤「 ひりょみちゅ〜…ぅぅ… 」


横「 … 」
俺に言わせるのか？
言うぞ？
…噛んでるぞ？太輔。


ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ♪


藤「 …ぅぅ…わたりゅ…だりぇかきた……あっ！ひりょみちゅかなっ？！」

ﾊﾟﾀﾊﾟﾀｯ


横「 … 」
嬉しそうに…
てか太輔。
冷静になれ。
ミツは約1週間帰ってきません。


藤「 はい！」


ニ≪「 ガヤおそーい！」≫

千≪「 開けてくださーい！」≫

宮≪「 …おもっ」≫

玉≪「 ミツみたくめり込んじゃうー！」≫


藤「 ……ﾁｯ… 」


横「 … 」
舌打ちはやめなさい。
舌打ちは。

弟達には聞こえてなかったみたいだけど…


ニ≪「 ガーヤー？あれ？…はいっ！て言ったのガヤだよね？」≫

千≪「 うん…。どうしたのかな？」≫

玉≪「 もー！マジ重いんだけどー！早く開けてー！」≫

宮≪「 ぐぬぬ… 」≫


ｳｨｰﾝ…


横「 …お待たせ。」


ニ≪「 ワッター？！」≫

千≪「 はーい！」≫

玉≪「 早くっ！重いっ！」≫

宮≪「 … 」≫


横「 … 」
何を買ってきたんだか…
てか…


藤「 …ぅぅ…みちゅおん… 」


横「 … 」
はぁ〜…
キングは何処に…


＊＊＊＊


藤「 ぅぅ… 」


玉･宮･ニ･千「｢｢｢ … ｣｣｣」


横「 …裕太と宮っちは何持ってんの？」


玉「 ぇ…あ、ああ、お酒とか……てか…ガヤ…相当ヤバくない？」

横「 …まぁな… 」


藤「 ぅぅ 」

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