君に恋をした。◇ 4 ◇

◇07◇ ページ11

北「 何で受け入れてんですか！」

「 え？」

北「 男がドレスって！おかし」

「 お客様のご要望にはお応え致します。」

北「 え？」

「 プロですから(笑)」

北「 … 」


宏母「 宏光？」

北「 母さん？！…あっ！母さんだろ！」

宏母「 …何が？」

北「 これ！ドレスだよ！！食事会の時に言ってたもんな！ったく！！俺は絶対着ないからな！！」

宏母「 …素敵なドレスね… 」

北「 …母さん？」

宏母「 …宏光…母さんね…式を挙げてないのよ… 」

北「 …ぇ？」

宏母「 宏光、私に似てるから…だから…宏光がドレスを着てくれれば疑似体験じゃないけど…あの人と式を挙げてる気持ちになれるかなって… 」

北「 … 」

宏母「 …でも…そうね…。宏光は男の子だものね… 」

北「 … 」

ミ「 ぅ〜…みつくん！ひかりちゃんなかせちゃめっ！！」

北「 …ちびミツ… 」


玉「 ちびミツ〜？ちょっとたまちゃんとこ来て〜？お話がありま〜す！」


ミ「 ぅ？おはなし？？はいっ！たまちゃぁん！」

ﾀﾀﾀｯ


北「 … 」

宏母「 ふふ。良い子ね…。…宏光…本当にごめんなさいね…もう」

北「 わかったよっ！！」

宏母「 …え？」

北「 着るよ！着ればいいんだろ！？」

宏母「 宏光……有難うっ！！」

北「 うわぁっ！！ちょっ離し」

「 ふふ。じゃあ、着替えましょうか。メイクもしなきゃいけないので。」

宏母「 宜しくお願い致します。」

「 はい。お任せ下さい。」


二「 …ミツママ…式してないんだ… 」

千「 ね……ｸﾞｽｯ… 」


玉「 … 」

ミ「 ひかりちゃん…ないてない？」

玉「 うん。あ、ちびミツのドレス姿も見せてあげて？(笑)」

ミ「 はいっ！…たまちゃん？」

玉「 ん？」

ミ「 ぼくにおはなし」

玉「 あ〜…ちびミツ幸せ？」

ミ「 … 」

玉「 ちびミツ？」

ミ「 …ないしょね？///」

玉「 え？」

ミ「 ……………！///」

玉「 …そっか(笑)」

ミ「 んふふ///」


「 おちびちゃ〜ん！ドレスに着替えるわよ〜！」


ミ「 ど〜れ〜す〜！！」

ﾀﾀﾀｯ


藤「 玉… 」

玉「 ガヤさん。」

藤「 ちびミツ…何て？」

玉「 …内緒って言われたからな〜(笑)」

横「 …裕太… 」

玉「 ん〜。俺も子供欲しくなった！ちびミツちょうだい？」

藤「 あげません。」

玉「 即答(笑)」


＜ガチャ＞


「 新郎様お待たせ致しました！こちらへ！」

藤「 …え…あ、はい。」


横「 裕太… 」

玉「 …内緒(笑)」


『 いーっぱいしあわせ！///』

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