嘘つきな唇。

＊ふぉーるいんらぶ＊ ページ42

＊＊＊＊＊＊＊

北「 〜♪」

藤「 … 」
キッチンに立って…
晩ご飯を用意…
って
新婚？
あ…俺ら…
新婚？


『 おかえりなさい♪』

『 ただいま。良い子にしてた？』

『 …///』

『 ん？』

『 …たいすけ…俺…良い子じゃなかった…///』

『 え？』

『 だから…晩ご飯より…お風呂より…先に…俺に…///』

『 そっか…それはいけないな。いけない子には… 』

『 …ﾝﾝｯ…ぁ…んっ…///』

『 …お仕置きだよ？』


藤「 … 」
ふっ。
ふふふ。

北「 出来たぁ〜♪」

藤「 … 」
たまんねぇな…
お仕置きしてぇな…

宏光…
言わねえかな…

北「 おーい！たいすけー！？」

藤「 … 」
言わねぇわな…
言わねぇかぁ〜…
はぁ〜…

北「 太輔！！！！」

藤「 …ん？おわぁっ？！」
えっ？
ドアップなんすけど！？

北「 何ボケ〜っとしてんだよ〜… 」

ｶﾞﾀｯ

藤「 … 」
あ…
前の席に座っちゃった…
って…
ん？
何やら
雲行きが…

北「 …何…考えてた？」

藤「 …宏光の事だよ？」
嘘は言ってねぇ(笑)

北「 おれっ？！えっ？何？！」

藤「 …料理作ってる姿が可愛いなぁってね？(笑)」
これも嘘じゃねぇな(笑)

北「 うっウソだ！///」

藤「 嘘じゃねぇって(笑)」
真っ赤になって…
可愛いなぁ…

北「 …俺…料理してねぇもん…むぅ…///」

藤「 … 」
もん…
男子高校生が…
語尾に
もん…

こんな似合うの…
ダメでしょ…

ｶﾞﾀﾝｯ


北「 たいすっﾝﾝｯ…ﾝｧｯ…ﾝｯ… 」

藤「 …ﾝ…宏光… 」
唇尖らせてたのも…
本当は…

北「 …何？///」

藤「 したくなった？」
うるうるな瞳が
熱をはらんでる様な…

北「 … 」

藤「 宏光？」

北「 …ご飯より…先に… 」

藤「 …ぇ… 」
その続きは…
もしや…

北「 …俺を……ご褒美…だよ？///」

藤「 ご褒美？」
ぇ…俺…
宏光に勝てなかったぞ？

北「 …いらない？///」

藤「 … 」
テーブルの上に乗っていいですか？
宏光をテーブルに乗せていいですか？

北「 …たぃすけ？///」

藤「 …部屋行こう？」

北「 …ぁ……ぅ…ん…///」

藤「 …ん？」
返事が…
…ぇ…
まさか…

北「 ぁ…の/// 」

藤「 宏光…キッチンでしたいの？」

北「 かあちゃん…帰ってこねぇょ？///」

藤「 仕方ねぇな… 」
さっきの妄想より…
断然いい…

北「 …ガマン…できなっ…ﾝｧｯ…い…///」

藤「 …俺も…ﾝﾝｯ… 」
明日…
体育あったっけ？
あー…けど
誘われたら…
断れねぇ…

惚れてっから。

＊お内裏様をあてましょう 1＊→←＊スパルタ塾の成果＊

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す