嘘つきな唇。

＊チョコより甘い＊ ページ38

＊＊＊＊＊＊＊

北「 …ん… 」

藤「 …ｽｰ… 」

北「 … 」
昨日のイベには参った…
…
忠君…
俺を好きって…
…
しかも最後…
なんでドレス…
まぁ…
太輔は
可愛いよって言ってくれたけど///
…
てか！
俺は男だ！
そうだ！
男だ！！
可愛いって何だよ！！
…
そりゃ…
太輔とか玉とか忠君みたく
背高くねぇし…
童顔だし…
けど
サッカー部エースなんだぞ！
むぅ…

ｻﾞﾜｻﾞﾜ…

ん？
お隣が賑やか？

ｶﾗｶﾗｶﾗ…

あ…

「 太輔君はご在宅ですか？」

「 ごめんね〜。居ないのよ〜。」

「 そうですか…あの！これ… 」

「 あら。有り難う。」

「 私のも！」

「 私も！」

「 あらあら。」

北「 … 」
今年は学校休みだから…
家に来てんだ…
おばさん大変だ…
…
俺…
結局用意してない…
どうしよ…

「 あっ！北山君！」

北「 …何？」
見つかっちゃった…

「 藤ヶ谷君どこに行ったか知らない？」

北「 え？ぁ〜… 」
横で寝てます…
とはさすがに言えねぇ…

「 あっ！一緒にいる？」

「 そっか…だって…昨日のイベで… 」

「 どうなの？！」

北「 居ねぇよ！」

「 ほんとに〜？」

北「 ほんとだっぅゎぁ！？///」

「 あれ？北山くーん？」

「 …消えた？(笑)」

「 北山くー…ぁ… 」

北「 …ほ…とに…しらなぃ… 」

「 そっか…。玉森君達と一緒〜？」

北「 …んっ…ぃやっ…しらねっ… 」

「 …北山君？どーしたのー？」

「 苦しそう… 」

「 大丈夫？顔も赤く… 」

北「 …んん…ぁ…大丈夫！…っ… 」

「 そっか。」

「 休みの日にごめんね〜。」

「 バイバーイ♪」

北「 …おぅ………んっ…太輔っ！！///」

藤「 …帰った？」

北「 ん。…背中乗んな…重い……ぁ…ん…さわ… 」

藤「 …女子と話しながら感じてた？(笑)」

北「 んぁっ…ゃめ…お…前が///」

藤「 ん？(笑)」

北「 …からだ…触るからだろっ///」

藤「 だって…つきだしてたじゃん(笑)触ってって事でしょ？」

北「 違っ！///」

藤「 ふ〜ん？(笑)」

北「 ぁ…もっ…ゃめ… 」

藤「 やめていいの？」

北「 …ぅ…///」

藤「 今日バレンタインだね？」

北「 ぁのっ！その事なんだけど… 」

藤「 ん？」

北「 結局…買いに行けなくて…作ってもな」

藤「 ずっと一緒に居たから知ってる(笑)」

北「 あ///」

藤「 ねぇ…チョコのかわりに…宏光を食べさせて？いいよね？」

北「 え///」

藤「 頂きまーす♪」

北「 …んっ… 」


チョコより甘い君を…

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