妹に恋をして。

恋39 ページ40

Aside


放課後＿＿＿


お兄ちゃんに言われた通り屋上に…。



なんか…イヤな予感がするような…



気のせいだよね…



屋上の扉を開ける。お兄ちゃんがいた




A「遅くなってごめんね！！」



北「大丈夫。」



A「で？用事は…？」



北「あ、えと…」




言葉を濁すお兄ちゃん。



A「どしたの？お兄ちゃん？」



北「今、俺が言うことを信じてほしい。」



A「どうしたの？急に改まっちゃって！いつものお兄ちゃんらしくないよ？」


北「あのさ、A。俺たちは…兄弟じゃないんだ。」




兄弟…じゃない？



私と、お兄ちゃんが？




A「うそ…でしょ？」



北「この顔が嘘言ってるように見えるか？」



まっすぐ私を見るお兄ちゃん…。


嘘を言ってるように見えない…。



A「ほんと…なの？」



北「ああ。」


A「お兄ちゃん…は、どう思う？」



私は…何を聞いているんだろう…。


お兄ちゃんと私が兄弟じゃないと聞いて、
なぜかホッとしている私がいた。




だって、



だって、兄弟じゃなかったら、付き合うことができるんだよ？





私は…お兄ちゃんに恋をしている。




お兄ちゃんは…どう思ってるんだろ？

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