Ｉ love it!?〜幼馴染６人男と転校生〜 2

北山と“あいつ”　y-side ページ14

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全部捨てたはずだったのに…。


紛れてたのか…？


でも、良かった…。


Aに見つかんなくて…。



宏「それっ…」



北山が俺の持っている写真を指さした。



渉「あ、あぁ、これ？何でもないよ」

宏「違うっ…。その写真見せて…？」

渉「なんで？」

宏「一瞬見えた顔…。知ってる気がする…」

渉「え…………？」



北山と“こいつ”確か同じ高校だったような…。



宏「横尾…？」

渉「あぁ、ごめん。これは見ちゃ駄目なんだ」

宏「そうか…。それならあれだな…」

渉「うん。ごめん」

宏「でも、なんで横尾が持って帰んの…？」

渉「え？」



ゴミ箱に捨てたら、Aが見つけてしまうだろ…？



あ「ん……………」



Aが起き始めた。



渉「A…？」

あ「んん…？わったーだっ！！」

渉「はい、はい」



Aはベットから飛び跳ねて、俺に抱きついてきた。


その拍子にポケットから写真が落ちた事にも気付かずに…。



あ「わったー、なんでここにいるの？」

渉「ん？ちょっと北山と喋ってたんだ」

あ「そっか……。良かったね…？」

渉「A…？」

あ「……なんか今日は眠い日みたいなんだ……。わったー…、おやすみ…？」



そういうと、ずしっとAが重くなった。


俺に抱きついたまま寝てしまったみたい。



宏「横尾…。これっ…」

渉「え？あっ！！」



さっきの写真を北山が持っていた。


なんで持ってんだよっ…。


北山から奪いとろうとしてもAを抱っこしているため手が離せない。



宏「これどういう事…？なんで、こいつがAと一緒にうつってんだよっ…！！」






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