I love it!?〜幼馴染６人男と転校生〜

優しい嘘 ページ31

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宏「・・・・・・・・・・・・そうだよ。俺が泣かせた」

あ「え…？」

太「はぁっ！？」

宏「俺がキスしたいって言ってんのに、中々聞いてくれないからさ」


北山くん…？

何言ってるの…？

私が勝手に泣いたんだよ…？

なんで嘘なんか…。


太「お前っ…、殺されてぇのかっ…」

宏「うーん。殺されたくはないかなぁ。ま、そういう事でっ」

太「おいっ！！ちょっと待てよっ！！」


バタンッ


太「A…？大丈夫か…？」

あ「っ・・・・・・・・」

太「とりあえず、家ん中入ろう…？」



･



太「A…？」


何度ガヤに名前を呼ばれただろう。

泣きやまない私をそっと見守ってくれる、ガヤ。

今、優しくされたら余計駄目だよ…。


太「あいつぜってぇ許さねぇ…」


北山くん…。

なんであんな嘘っ…。

北山くん、悪い人じゃないのに…。

きっと、ニカとの事だ･･･。

皆には知られたくないって分かってくれたんだ…。

きっと皆が知ったら、仲が悪くなるって…。

北山くん…。


貴方はどこまで良い人なんですか…？


あ「たぃすけ…？」

太「っ…？」

あ「北山くんは…、悪い人じゃないょ…？」

太「じゃあ、なんで…」

あ「それは…、言えない…」

太「・・・・・またそれかよっ・・・」

あ「ごめん…」

太「そんなに俺の事信用出来ない…？」

あ「そんな事ないょっ…？」


太「だって、そうじゃん…。まぁ、そうだよな…。


　 彼女のデートほったらかしたんだからっ…」


あ「・・・・・・・・・・」

太「信用されなくて、当然だよな…」

あ「・・・・・・・・・・・・何か・・・、理由があるんでしょ…？」

太「・・・・・・・・・・」


あ「・・・・・・私、あんまり考えずに太輔にあたっちゃったけど…。

　 太輔がそんな約束破るような事…、一度もないの…、ちゃんと覚えてるよ…？」


太「・・・・・・・・・・」

あ「理由なんか…、今は聞かない…。私も隠し事太輔にしてるから…」

太「ごめんな…？A…」

あ「うん…」



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