smiling〜幼馴染の宏光と転校生の太輔くん〜

忘れたっ・・・。　Ki-side ページ38

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宏「あっーーーーーーー！！」

男「ど、どうしたっ・・・？」

宏「お昼ねぇわ・・・」

男２「はぁっ！？」

宏「売店行って来るっ」

男「了解っ」


忘れてたっ・・・。

今日からは、一緒に食べないんだよな・・・。


？「宏光っ！！」


教室を出たと同時に、誰かに呼ばれた。

あんなに小さいには・・・。


宏「Aっ・・・」

あ「お弁当っ・・・。はぁ、はぁ・・・」

宏「わざわざ持って来たのかよ・・・」


心の中では、すごく嬉しい事なのに・・・。


あ「間違えて、作ってきっちゃってっ・・・」


久しぶりに見た、Aの笑顔・・・。


宏「・・・・・・・・・ありが＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿」

太「Aっ！！」

あ「太輔っ・・・」

太「こいつはもういいんじゃなかった？」


こいつはもういいっ・・・？


あ「でもっ、お弁当忘れてるみたいだ＿＿＿＿＿＿＿＿」

宏「もう作ってこなくていいから。女子にもらった方が良いし」


転校生にイラついてか、思ってもない事が、口に出される・・・。


あ「え・・・・？」


本当は「ありがとう」って、言いたかったのに・・・。


太「お前っ・・・。それは言いすぎじゃねぇか・・・？」

あ「っ・・・・・・・」


Aが泣きそうだ・・・。

今すぐ抱きしめてやりたい・・・。


あ「っ・・・・・・・・。馬鹿っ！！」

太「Aっ！！」


そうこう考えているうちに、Aは走ってどこかに行ってしまった・・・。

俺、素直じゃねぇなぁ・・・。


太「おいっ、Aに何言ってくれてんだよっ」

宏「本当の事・・・・・、言っただけじゃねぇか・・・・・」


本当の事・・・？

全然違うじゃねぇか・・・。


太「最低だな・・・」

宏「・・・・・・・」


そう言うと、転校生はAを追いかけて行った・・・。


宏「はぁ・・・」


手を見ると、Aからもらった、お弁当を持っていた・・・。


宏「食べるか・・・」

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あずきいろ

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