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次の日。
解放してくれて、学校に向かった。
「あ、翔くん昨日居なかったけど風邪？」
同じ大学の智くんが近寄ってきてそう聞いてくる。
まさか閉じ込められてましたなんて言えないから、そうだよ、と返した。
「…翔くん、知ってる？」
「なにが？」
「…昨日の夜、相葉ちゃん怪我して今病院だって。」
その言葉に、頭の中に浮かんだのは彼。
昨日俺と雅紀が会っていたか聞いて来た事を思い出す。
「…翔くん？」
「…さ、としくんっ、俺…」
「あ、翔くんだ。」
その声にビクリと肩が震える。
振り向くと彼がいて。
「なんで、ここに…」
「ちょっと、話したいことがあって。」
ぐぃ、と強い力で引っ張られてそのまま人気のない場所まで連れていかれた。
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作者名：Sora | 作成日時：2019年5月23日 21時
