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好きにしてくれ【zmrb】 ページ10

好きにしてくれ【zmrb】


同性同士で愛を確かめるにあたって打ち当たる問題が一つ。
どちらがボトム、言わば受け身になるのか。

「正直に言うで。」

「うん。」

「ボトムするくらいならお前道連れにして死ぬ。」

「うわぁ、本気やん。」

ベッドの上に正座で座り、お互いに見合った状態でゾムが俺に告げた。
どっちがいい、なんて聞きながらも選択肢を俺に与えるつもりは無いらしく、しまいには物騒な事をいいだす始末。

「まぁ…構わんけど…」

「あざす!!」

「俺のでかいし。」

「嫌味か??潰すぞ??」

「やめてクレメンス…」

正直、快く引き受けれるかと言われたらnoだけれど、大切な人を傷付けるわけにはいかない。拳を握って喜ぶゾムは正直可愛いし組引いてみたいとも考えた事はあるが、巨根といじられる上に童貞な俺がでしゃばった所でゾムの負担が大きくなる一方だろう。

「うぅん……大丈夫かなぁ…」

「任せとけ!俺のが慣れとるし!」

「やかましいわ!誰が童貞や!」

「おまえじゃい!!」

カチンと来て、軽くゾムを小突く。
いつも通りの言葉の応酬。今から身体を重ねようというのに、ムードもへったくれもなさ過ぎて二人で顔を見合わせて笑ってしまう。
童貞だし初めてに少なからず憧れを抱いているけれど、ムードなんて作って緊張するよりかは気が楽だろう。

一頻り笑い合った後、ゾムが俺に手を伸ばす。

急に空気が変わった気がして、思わず息を飲みきつく目を閉じる。くすくすとゾムが笑ったけど、気に留めれないくらい切羽詰まっていた。

「びびりすぎやて…」

「…いや、ほんま……ぅん…」

ダメや、ムードなんてなくても緊張する。
どくどくと煩い胸に手を当てて深く息を吐く。俺は思った事ないけれど、処女はめんどくさいと言われる由来なのだろうか。申し訳なくて服を握り締めた。

「面倒で、ごめんな。」

「何ゆうてんねん。」

頭に厚みのある手が乗っかる。安心されるためだろう、少し髪の毛が乱れる程度にわしゃわしゃと撫でられる。

「ロボロはいつも面倒やし。」

「こんな時に何やねん……へこむぞ…」

「心なさ過ぎてようわからんし。今更面倒かけられるくらい何ともないわ。」

同然の様に言ってのけるゾムに、身体を蝕んでいた緊張が徐々に溶けていく様な気がした。









「心はあるわ…」

「そやろなぁ。人を好きになれるくらいの心はあるみたいやし。」

「うるせぇ…」

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- 初見です!初めて拝見させて頂きましたが、もうまずutrbで死にました..、あ、リクエスト失礼します。utciとshpciがほしいなぁーなんて...。はい。出来ればあーるしちゅがいいなぁ...(生意気で申し訳ないです..) (2020年8月21日 19時) (レス) id: 750fa23faf (このIDを非表示/違反報告)
燎月(プロフ) - emzmのお話すっごいお気に入りです(≧∇≦)zmさんが可愛すぎる!emさんが弄ばれてる感じかと思ったら構ってちゃんなzmさんになるので毎回読んでしまいます!次回作のemzm有りましたら楽しみにしてます。 (2020年6月6日 2時) (レス) id: 7b0d4480fa (このIDを非表示/違反報告)
最古参の中年推し - rbrの表記がrdrになってますよ (2020年4月23日 23時) (レス) id: 56664050fd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アクティベート | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/home  
作成日時:2020年4月21日 22時

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