14人のパパ

下野×鈴村×夢主 ページ8

俺は今、Aちゃんと2人っきり


下『…………』


貴『…………』


沈黙が続く


下『Aちゃんは梶知ってたけどアニメって何観てたの？』


貴『進撃や鬼滅みてましたよ』


俺、出てる〜


貴『一番好きなのはうたプリです』


それも俺出てるよ


俺は言いたくて仕方なかった


下『うたプリすきなんだな』


俺は来栖翔の声で言ってみた


貴『翔くんだ…真似上手いですね。さすが声優さんですね』


下『いや…真似じゃないから…俺、来栖翔の声優だよ』


貴『またまた冗談を……』


下『いや冗談じゃないから…てかここに住んでる人皆、うたプリの声優だから』


貴『えぇ〜！？』


鈴『あはは(笑)いい反応やなAちゃん』


下『おかえりなさい』


貴『えっ…すずさんも？』


鈴『そうやで…お前に会いたかった』


貴『真斗だ』


下『なっ？これで信じたか』


貴『はい』


鈴『腹へった…しもんぬ何か作ってや』


下『もうすぐお昼ですもんね』


俺はお昼ご飯を作りにキッチンに向かった


鈴『Aちゃん今日お家に行ってきたよ』


貴『えっ』


鈴『大丈夫。両親は今、警察で取り調べうけてるから』


貴『そうなんですか……お父さん怒っていましたよね？私が言ったから』


鈴『そうやね……』


貴『私、親…裏切ったんですね』


鈴『それはちゃうで』


貴『でも……』


鈴『助けを求めて正解や……あの環境にAちゃんを置いては置けないよ…』


貴『すずさん……』


鈴『ねぇ…キッチンだけは綺麗だったけどAちゃんが掃除してたの？』


貴『はい。小学生の時からご飯は私が作っていました。両親の分も……だからキッチンとお風呂、トイレ、自分の部屋だけは掃除してました。』


鈴『だから綺麗だったのか……』


貴『リビングと両親の部屋は一回も入ったことないです。入るなと言われていたので……リビングゴミ屋敷でしたよね(笑)』


鈴『まぁな……』


貴『母も片付けや料理は苦手でした。父は母には甘かったです。いつも私が怒られて殴られていました。』


鈴『そっか…良く我慢したな……もう我慢しなくてええからな』


貴『ありがとうございます』


下『ご飯出来たよ』


鈴『ご飯食べようか』


貴『はい』


俺達はご飯を食べた

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