14人のパパ

両親 ページ7

森久保side


俺は家を出たあと、すずさんを迎えに行った


森『お疲れ様』


鈴『お疲れさん……じゃ行こうか』


俺達はある場所に向かった



ついた場所はある一軒家


『お待ちしてました。』


男の人が声を掛けてきた


『私、警察官の橘(たちばな)です。よろしくお願いします』



二人『よろしくお願いします』


『今のところ２人とも外出はしていないです。早速行ってみますか』


俺達は玄関に向かいチャイムを鳴らした



玄関のドアが開き男の人がでてきた
見た目は俺達と変わらないぐらいの容姿だった


父『だれですか？』


橘『警察の橘です』


警察手帳を見せると男の顔が変わった


父『警察が何か用ですか？』


橘『AAちゃんのお父さんですね』


父『そうですが…娘がどうしましたか？』


橘『実は娘さんをこっちで保護しておりまして娘さんが両親に殺されそうになったと助けを求めてきました』


父『ちっ……あいつ……』


母『ねぇ……どうしたの？』


橘『AAちゃんのお母さんですか？』


母『そうです』


橘『警察です。貴方達を児童虐待の疑いで署に連行します。』


母『えっ！どういうこと？』


父『あいつが警察に喋ったんだよ…早いうちに殺せばよかった』


父親の言動に絶句した


両親が警察に連れていかれた後、俺達は橘さんと家の中に入った


部屋の中はゴミ屋敷だった


唯一キッチンだけはキレイだった


鈴『Aちゃん料理してたのかな？』


森『そうかもね…リビングはゴミだらけだけどキッチンだけは綺麗だからね』


鈴『帰ったら色々聞かないといけないみたいやな』


森『そうだね』


2階に行くと一際可愛い部屋があった


鈴『ここAちゃんの部屋かな』


森『そうみたいだね』


俺達はドアを開け中に入った


鈴『ここだけは別世界だね』


Aちゃんの部屋は綺麗に片付けられていて女の子の部屋だった


森『ねぇ…これ…うたプリのグッズだよ』


鈴『ほんまやな…うたプリ好きなんやな』


森『梶くんだけ知ってたよね？』


鈴『キャストまで顔分からないよな』


森『まさか今一緒にいる人達がうたプリの声してる人達って知ったらどんな反応するんだろうね(笑)』


鈴『楽しみやな』


森『とりあえず着替えだけ持って行こうか』


鈴『そうやな』


着替えを入れ俺達は彼女の部屋を後にした。

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