14人のパパ

拒絶 ページ44

今日から学校……私はリビングの玄関の前で足が動けずにいた



遊『大丈夫か？』



貴『………』



遊『無理しなくていいんだぞ』




貴『ごめんなさい(涙)やっぱり…無理……怖いよ…』



遊『分かった……ちゃんと言えたな』



お父さんが頭を撫でてくれる



貴『ごめんなさい……』



お父さんが抱きしめてくれた



遊『謝らなくていい……ゆっくり考えていこう』



私は部屋に戻った



鈴『やっぱりダメやったか』



遊『高校だけは卒業させてやりたいな』



鈴『夜間の高校はダメ？』



遊『夜間か……』



鈴『夜だったら必ず１人は誰か居るやろ？迎えにいけれると思うんや』



遊『そうやな……皆に聞いてみるか』



鈴『Aちゃんは将来何になるんだろうね。声優になりたいって言ったらどうする？』



遊『そうだな……本人が本気でやりたいなら応援するかな……ここには14人の声優いるし、事務所の社長もいるからな(笑)いい環境だと思うよ』



鈴『たくさん学べるしな』



遊『これから楽しみだな……』



鈴『そうやな』





わたしはベッドに潜り考えていた



貴『また皆に迷惑かけちゃった……こんな自分がキライ……でも怖いよ』



私は携帯にイヤホンを差し音楽を聴いた



私はずっとこの人達にずっと助けてもらっていた
親に殴られてもこの人達の声を聞いて元気をもらっていた



貴『声優……私もやってみたいな』



そんな事を考えていたら眠気が襲い私はそのまま寝てしまった




鈴『また泣いてたんやな』




遊『そうみたいだな』



鈴『Aちゃんお昼ご飯やで』




私は目を開ける




遊『お昼ご飯一緒に食べるぞ』




貴『うん……』




私は昼御飯を食べた

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