14人のパパ

諏訪部×夢主 ページ41

今日は俺がAちゃんを看病する日



隣で気持ちよさそうに寝ている彼女の寝顔を見ているとAちゃんの顔が苦痛に変わった




貴『私が悪いの……ごめんなさい……だから……殴らないで……痛いよ…お父さん…お母さん』




俺は彼女の肩を叩いて起こそうとした




諏『Aちゃん……Aちゃん』




彼女が目を覚まし俺の顔を見て抱きついてきた




諏『Aちゃん？』




彼女の体が震えていた。俺は彼女の背中を擦る




諏『大丈夫だよ…お父さんもお母さんもいないから誰も殴らないよ……それにAちゃんは悪い子じゃないよ…いい子だよ』




貴『怖いよ……』




諏『俺がいるから大丈夫だよ』




彼女の頭を撫でる




諏『Aちゃん顔上げて』




彼女が顔をあげる




諏『ほら大丈夫でしょ？俺しか居ないよ……誰だか分かる？』




俺は彼女に笑顔で言った




貴『諏訪部さん……』




諏『そうだよ……だから安心して』




もう一度抱きしめた




諏『しばらくこうしているから安心して寝ていいよ』




彼女の背中を優しくトントンする




しばらくして彼女の寝息が聞こえてきた




諏『寝たみたいだね……君の苦しみ俺にも分けて欲しいな……俺が心の闇を取り除いてあげる…今は家族として君を支えてあげる…だけど君が成人したら家族としてじゃなく１人の男として君を支えたい……それまでこの気持ち俺の中に仕舞いこむから今だけはこうさせて欲しい』

　


彼女の顔を見つめる




諏『Aが好きだよ』




彼女の唇に口付けをしもう一度抱きしめる




諏『朝まで抱きしめさせてね』




そう言って眠りについた

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