14人のパパ

梶×夢主 ページ5

梶『はい、入って』





貴『お邪魔します』





梶『喉渇いてない？』





貴『少し……』





梶『はい。スポーツドリンク』





貴『ありがとうございます』





Aちゃんが一口飲む





貴『美味しい』





梶『ベッドに横になりな』





俺はAちゃんをベッドに座らせオデコをくっつける





梶『やっぱりまだ熱いね』





Aちゃんの顔が赤くなる





梶『ふふ…可愛いね…横になってね』





Aちゃんをベッドに寝せ自分もベッドに入る





梶『トントンしてあげる』





お腹をトントンするとAちゃんは目を瞑り小さな寝息をたてた





梶『こんな可愛いのに……』





俺はAちゃんの頭を撫でた



梶『僕達が守ってあげるから安心してね』




いつかAちゃんの笑顔が見れるといいなと思いながら眠りについた







夢主side




私は目を覚ました




いつもとは違う天井




貴『そっか私、助けてもらったんだ』





横を見ると梶くんが私を抱き締めて寝ていた




貴『久しぶりだな』





私の頬に一筋の涙が流れた






梶『泣かないで』





彼が指で涙を拭った





貴『ごめんなさい…いい子にしてるから殴らないで……』




梶『大丈夫だよ…そんなことする人はここには居ないから安心して』




彼が背中を擦ってくれた




梶『今までよく我慢したね…偉いよ』





貴『うっ……わぁぁぁ！！怖かったよ…痛かったよ』





梶『いっぱい泣きな』




私は彼の胸の中で泣いた



梶『落ち着いた？』





私は頷く




梶『ちょっとごめんね』





彼の手がオデコに触れる





梶『熱下がったみたいだね…良かった』





彼の手が離れる




梶『お腹空いてる？』




貴『少しだけ』




梶『ご飯食べに行こうか』






私は起きて梶くんと一緒に４階に向かった

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