Fleeting love (ページ5)

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白濱side

小森「階段だるっ」

関口「エレベーター工事してるんだっけ？」

片寄「そうらしいよ」

7階から2階って割ときつい

しかも1個1個の段差が急

数原「そういえばAマスクなんてしてどうしたん」

「あーちょっとね」

佐野「実はすっぴんとか？笑」

「まあそんなとこ」

中務「すっぴんでもA可愛いんやからマスクしなくてもええやんか～」

おかしい

いつもならのっかるか突っ込むかのどっちかなのに

小森「Aちょっと休憩する？」

「ちょっと疲れちゃっただけだから大丈夫だよ」

Aの息が上がってて肩で呼吸してる

みんなも心配そうにAのこと見てる

白濱「ほんとに無理しすぎだよ」

「ぜーんぜん無理してないよほら私こんなに元気！」

踊り場でくるくる回るA

みんなの表情もちょっと柔らかくなった

「目回った～笑」

数原「回っとるからやろ笑」

片寄「あ、やばい2分前だよ！」

関口「急ご急ご」

「っわ、」

白濱「A！」

ほとんど階段の1番上からAが階段から落ちた

俺らよりも前にいたから階段から落ちるのを阻止できなかった

小森「ねえA！ねえ！ねえ！Aっ！」

数原「隼、ちょっと落ち着き...」

小森「無理に決まってんじゃんそんなの！A...」

隼なんかボロボロに泣いちゃって俺もみんなも目に涙をためてる

この後のことはあまり覚えていない

騒ぎを聞きつけたスタッフさんが救急車を呼んで
でも俺らは乗せてもらえなくて

収録はみんな笑ったりできなくてマネさんに怒られた

それぐらいしか覚えてない。

俺たちにはAが必要なんだ

...いなくなったりなんかしないよね