みんなで地方巡りするそうです。シンオウ編【ポケモン】 (ページ23)

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【19話】幼き頃の小さな約束ページ23

幼カイ視点
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幼ｶｲ｢…じゃあね、ゴルバット｣

そう言ってもゴルバットは離れようとしなかった。

…なんで?

幼ﾙｶ｢ゴルバット、お姉ちゃんに懐いてるんじゃない?｣

ルカがそう言った瞬間、ゴルバットの体が光り出した。

幼ﾙｶ｢うわぁっ!｣

幼ﾘｶ｢きゃぁっ!｣

幼ｶｲ｢…ゴルバット?｣

あ、もしかしてっ…

幼ｶｲ｢進化…するの?｣

そうしてゴルバットは進化して…クロバットになった。

幼ｶｲ｢すごい…かっこいいっ!｣

幼ｶｲ｢やったね…ゴルバッ…クロバット!｣

…クロバットは、私の目をじっと見つめていた。

…私と、パートナーになりたかったんだと思う。

だけど…

幼ｶｲ｢…ごめんね、クロバット…｣

幼ｶｲ｢私はまだ、ポケモントレーナーじゃない｣

私はまだ9才だから…

そう言うとクロバットは目を見開いた。

幼ｶｲ｢ごめんね…｣

幼ｶｲ｢でも、私が10才になった時、なってくれる?｣

そう聞くとクロバットは笑いながら頷いた。

幼ｶｲ｢その時まで…よろしくね、クロバット｣

クイッ

幼ｶｲ｢？｣

後ろから引っ張られ、後ろを見てみると、マーシャドーと1匹のイーブイが私を見ていた。

幼ﾘｶ｢あれ?この子だけ色が違う…白くて可愛い…｣

幼ﾙｶ｢どうしたの〜?｣

どうやらもう2匹のイーブイはルカとリカのところに行ったみたいだ。

ジュンサー｢カイさん!…この人達でしょうか?｣

幼ｶｲ｢ジュンサーさん!…はい、この人達です｣

ジュンサー｢この人達…前から指名手配されていたポケモンハンター達です。｣

幼ﾙｶ｢そうだったんだ…｣

ジュンサー｢ありがとうございます、カイさん。｣

幼ｶｲ｢いえ…逮捕できてよかったです｣

ジュンサー｢それでは、失礼します｣

そうしてジュンサーさんはポケモンハンターを連れて行ってしまった。

幼ﾙｶ｢よかったね〜…って、ああぁぁぁっ!｣

幼ﾙｶ｢？！どうしたの、ルカお姉ちゃん…｣

幼ﾙｶ｢早く帰らないとお母さん達に怒られちゃうよっ!｣

幼ｶｲ｢あ、やば｣

幼ﾙｶ｢早く帰ろ〜!｣

そうして私達は急いで家に帰った。

…クロバット・マーシャドー・イーブイ達が着いて来てるとも知らずに。

〜数分後〜

幼ﾙｶ｢ただいま〜っ!｣

3つ子母｢おかえり、遅かったじゃない…｣

幼ﾘｶ｢ごめんなさいお母さん…｣

幼ｶｲ｢実は…｣

そうして私達は森であった出来事をお母さんに教えた。