みんなで地方巡りするそうです。シンオウ編【ポケモン】 (ページ21)

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【17話】イーブイ救出作戦ページ21

幼カイ視点
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幼ｶｲ｢…お願いね｣

そう言うと私の影からさっきの子が出てくる。

ﾎﾟｹﾓﾝﾊﾝﾀｰC｢お、おいっ!そいつって、まさか…っ｣

幼ｶｲ｢？この子がどうしたの?｣

ﾎﾟｹﾓﾝﾊﾝﾀｰC｢そいつっ、幻のポケモンのっ…マーシャドーっ、｣

幼ｶｲ｢もしかして、貴方の名前?マーシャドーって…｣

そう聞くとマーシャドーはこくりと頷いた。

ﾎﾟｹﾓﾝﾊﾝﾀｰA｢ほーう…それならお前を倒して、このイーブイとマーシャドーを捕まえてやる!｣

ﾎﾟｹﾓﾝﾊﾝﾀｰ｢行け!ゴルバット!｣

あれ、ゴルバットって確か…

なつき進化って言うやつなんだっけ?

ｶｲ｢お兄さん、ポケモンが可哀想だよ｣

ﾎﾟｹﾓﾝﾊﾝﾀｰA｢はぁ?何言いやがるこいつ…｣

ｶｲ｢だってゴルバットの進化条件って、なついた状態でレベルアップでしょ?でも進化してないじゃん｣

ｶｲ｢それって、ポケモンがまだ信じてないとか、嫌がってるからじゃないの?｣

ﾎﾟｹﾓﾝﾊﾝﾀｰB｢黙って聞いてりゃ色々言いやがって!｣

ｶｲ｢ゴルバットも、無理しちゃダメだよ。｣

そう言うと相手のゴルバットは目を見開く。

ｶｲ｢嫌なら嫌だって、言わないとダメだよ。｣

ｶｲ｢もしそっちが嫌なら…おいで｣

そう言って私は両手を広げた。

ゴルバットは悩んでるみたいだった。

ちらっとポケモンハンターの方を見たり、私の方を見たり…

ﾎﾟｹﾓﾝﾊﾝﾀｰA｢向こうに行ったらどうなるか分かるよな?｣

ﾎﾟｹﾓﾝﾊﾝﾀｰB｢俺らはお前を信じてるぜ?ゴルバット｣

うるさいな…

ﾎﾟｹﾓﾝﾊﾝﾀｰC｢あんなやつの所に行くわけないよn((幼ｶｲ｢黙れ!!｣

そしてついに私の怒りは爆発した。

ﾎﾟｹﾓﾝﾊﾝﾀｰC｢は?｣

幼ｶｲ｢ゴルバットが考えてるのに邪魔をしないでよ!どっちに行くかはゴルバットが決めること!｣

幼ｶｲ｢なのにお前らは…ポケモンの考えてる事なんて気にしない…自分勝手っ…!｣

ﾎﾟｹﾓﾝﾊﾝﾀｰA｢お前なぁッ!｣

幼ｶｲ｢…『どうなるか分かるよな』って、そう言って無理矢理連れ戻そうとする…｣

幼ｶｲ｢『俺らはお前を信じてるぜ』って、そんなわけないっ…｣

ﾎﾟｹﾓﾝﾊﾝﾀｰB｢なんでそう言えるんだよ?言ってみろよ｣

幼ｶｲ｢そんなの簡単でしょ、進化してないじゃん。｣

幼ｶｲ｢進化してないのはまだ信じきれてないから、なのに｢信じてるぜ｣なんてよく言えるね｣

私の怒りは収まらなかった。